英文ライティング

methodとbyの組み合わせに注意

「グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

http://beikokupat.com/blog1/paquette-ipenglish/by/

今回は、byの誤用についてです。今回の記事をまとめていて、「~による」「~によって」を機械的にbyにすることの危険性を改めて感じました。

特に、29.1.3『「道具」が手段、過程、方法、などである場合』に書かれているように、methodとbyの組み合わせには注意が必要であることが分かります。特許明細書では、「~方法により・・・を行う」といった表現が頻出しますが、「~方法により」を”by … method”とするのはbyの誤用である可能性があるため、記事を一読してよく考えた方がいいと思います。

その他にも、「ここはbyでいいのか?」と迷うときに役立つ解説が満載です。

記事をまとめるのに丸一日かかりましたが、何度も読み直す価値のある(もとの本が秀逸なので)よい情報ソースができたと思っています。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~as a resultとas the result~

「グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~as a resultとas the result~

今回も記事を作りながら非常に勉強になりました。パケット先生もこの取り組みを喜んでくださっており、やり甲斐をもって続けています。

 

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語~according to~

「グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~according to~

今回は、特許英語において頻出する表現であるaccording to(Chapter 3)についてまとめました。according toの誤用例とリライト例をいくつか記載しています。これらを何度も見比べて、according toの正しい用法の感覚をつかむ必要があると思います。

【24の例文に見る】冠詞用法の違いがもたらす意味上の差異

「『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

【24の例文に見る】冠詞用法の違いがもたらす意味上の差異

今回は、「第2編 冠詞用法」の前書きに含まれている「冠詞の機能の概略」(p.4-8)における解説をまとめました。

12対の例文を用いて、冠詞用法の違いによって文章の意味が変わることが簡潔に解説されており、これは英語学習者にとって非常に有意義な解説であると考え、今回選びました。

特に、用例(7)と(9)は要チェックです。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語~information~

「グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~information~

今回は、Chapter 68のinformationについてまとめました。

前回「about」において、aboutはinformationと組み合わせても不自然ではないという解説がありました。この点について理解を深めたいと思い、今回はChapter 68を選びました。この点の他に、このChapterでは”information of”という表現について詳細に解説されています。それだけ”information of”の誤用が多いということであり、注意しなければならないと再認識しました。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語~about~

『科学論文の英語用法百科』は、多くの翻訳者や研究者が愛読しています。この度、著者であるグレン・パケット先生の承諾を得て、各Chapterのポイントをまとめた記事を当社HPに連載することになりました。第1回目は、Chapter 2のaboutについてまとめました。今後、1ヶ月に1回程度の頻度で更新する予定です。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~about~

オフサイドトラップを英語で説明する

サッカーワールドカップの日本対ポーランド戦を非常に興味深く観戦しました。どんな手を使ってでもベスト16に進むという日本チームの気概が感じられ、結果にコミットするというのはこういうことをいうのだろうと感心しました。チケット代を払って現地で観戦していた観客にとってはかなり不満の残る試合だったかもしれませんが、一方で、日本チームの名を捨てて実を取る戦い方に心打たれたのは私だけではないと思います。また、金銭的なことを考えても、グループステージで敗退するのと、次のベスト16まで進むのとでは400万USドルもの賞金の差があり(http://bit.ly/2NbFiLp)、今回のような現実的な戦いは理(利)にかなっているように思います。

ところで、日本対セネガル戦での日本チームのオフサイドトラップが見事だと話題になりました。オフサイドトラップを英語で説明できるだろうかと一通り説明文を考えたあと、意味を調べて答え合わせをしてみました。下のような簡潔な説明文は作れませんでしたが、意味を自分で考えてから調べるという作業は非常に勉強になります。

offside trap:

A maneuver in which players in the defending team push upfield in order to put one or more opposing players into an offside position.
https://en.oxforddictionaries.com/definition/us/offside_trap

A technique used by defenders to put attacking players in an offside position, by moving quickly away from their own goal to leave attackers offside.
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Offside%20Trap

A defensive play to catch the attacking side offside
https://en.wiktionary.org/wiki/offside_trap

「守備陣で連携してオフサイドラインを押し上げ(守備側選手が合図を元に相手ゴール方向へ上がる)、意図的にオフサイドポジションに攻撃側選手が取り残された状況を作り出す戦術(残された攻撃側選手にパスが出された瞬間にオフサイド)」(Wikipedia)
http://bit.ly/2yUQV6c

中山裕木子著『英語論文ライティング教本』

㈱ユー・イングリッシュの中山裕木子さんが、新著『英語論文ライティング教本 ―正確・明確・簡潔に書く技法―』を送ってきてくださいました。売れっ子翻訳者であり、売れっ子セミナー講師であり、翻訳会社の経営者である中山さんは、多忙ななかいつも素晴らしい本を出されていますが、今回の本も、実用的で素晴らしい内容になっています。英語で論文を書く際の、3C(correct, clear, concise)の実例が細かく、分かりやすく書かれており、論文用の教本ではありますが、特許翻訳において3Cを心がけている当社にとっては、この本から教えられることがたくさんありました。解説の進め方は、良くない英文例を段階を踏んで良い英文にリライトしていくというものです。各段階での分かりやすい解説を経て、最終的に良い英文例に導かれていくという流れにより、本当に中山さんに教えてもらっている気分になります。当社にとってまたいい教本が増えました。中山さんに感謝です。

科学論文の英語用法百科 第2編: 冠詞用法

年末の恒例として、『表現のための実践ロイヤル英文法』を毎年読み返すことにしていますが、今年はグレン・パケット著『科学論文の英語用法百科 第2編: 冠詞用法』を読んで冠詞を体系的に学び直しています。1年以上前に発売された際に一通り読んだのですが、もう一度読み直したいと思っていました。

冠詞に特化した本としては、翻訳者のあいだでは『技術英語の冠詞活用入門』が非常に有名です。私もそうでしたが、”A cat’s dead”と”The cat’s dead”の解説で冠詞の真髄を理解した人も多いと思います(子供が母親に”The cat’s dead”と言ったら、”A cat’s dead”と言いなさいと正された)。

『科学論文の英語用法百科 第2編: 冠詞用法』は、『技術英語の冠詞活用入門』の内容をより深く、よりアカデミックなアプローチで解説しています。例文も豊富で、なかでも誤用例と添削例があるのがパケットシリーズのいいところだと思います。用語もアカデミックになっていて、例えば、私が普段好んで使っている「特定感」が「同定性」となっています。自分が稚拙な言葉を使っているような気分になり少し恥ずかしくなりました。

パケットシリーズは難解すぎて途中で読むのをやめたということをよく聞きますが、私は、日本人がおかしやすい英文ミスについて他に類を見ないほど詳細に解説してあるという点で、パケットシリーズは素晴らしい本だと思っています。