ビジョナリー・カンパニー

当社の目的

今月、当社の第4期決算が無事終わり、
前年度からの増収・増益となりました。

増収・増益は確かに嬉しいことですが、
当社は増収・増益を第一の目的にしている
わけではありません。

第一の目的は、
当社に依頼を続けてくれている
クライアントの期待に応え、
何十年〜百年以上にわたり
いい仕事を続けていくことです。

百年以上は言い過ぎと思われる
かも知れませんが、

当社のクライアントの中には
既に百年以上営業を続けておられる
ところもあるため、

大げさではなく、
真剣に今後百年にわたり
いいサービスを提供することを考えています。

社会の変化に伴って
必要とされるサービスも
変わってくるかも知れませんが、

これからも
社会の変化に柔軟に対応し、
それに伴う研究・精進を怠らず、

百年後も今のクライアントに
お役に立てるよう人財育成にも
力を入れていきます。

そして、
これらのことを行っていくにあたり、
毎年必ず黒字を出すことを
経営者である自分に課しています。

当社の第一の目的はもう一つあり、
それは当社のスタッフが
専門的な仕事をしながら
幸せになれるよう精一杯応援することです。

会社を百年続けることと
スタッフの幸福を追求することは
表裏一体といえるかも知れません。

スタッフの頑張りなくしては
会社としていい仕事を続けていくことはできず、
いい仕事ができない会社が百年続くとは
到底思えません。

スタッフが頑張ってくれる会社にするためには、
何を頑張るかが明確になっており、
頑張りに応じた報酬があり、
それによって自分が認められたと感じて
更に頑張ろう思うというポジティブなスパイラルを
作り出す必要があると思います。

私も含め、多くの人は一日の大半を
仕事(職場)に費やします。

仕事で充実感をおぼえれば
人生における幸福度も高くなるのではないかと
考えています。

・会社を百年続ける。
・スタッフを幸せにする。

このかなりチャレンジングな目的に向けて
第5期も精進していきます。

愛読書『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』

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私が愛読している本に
ビジョナリー・カンパニー
という本があります。

原書は英語で書かれており、
Built to Last: Successful Habits of Visionary Companies
というタイトルで、
私は英語の勉強も兼ねてこちらの方を主に読んでいます。

会社を立ち上げるときに
様々なビジネス本を読み漁りました。

その中でも、
この『ビジョナリー・カンパニー』に強烈な印象を受け、
私の会社もビジョナリー・カンパニーのようにしたいと願い、
そのために今でもほぼ毎日読んでいます。

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ビジョナリー・カンパニーとは、
先見の明のある会社という意味ではなく、
未来を見据えたしっかりとしたビジョンをもつことで
時代を超えて超一流であり続ける
会社のことです。

具体的には、この本には次の18社が
ビジョナリー・カンパニーとして紹介されています。

3M
アメリカン・エキスプレス
ボーイング
シティコープ
フォード
GE
ヒューレット・パッカード
IBM
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マリオット
メルク
モトローラ
ノードストローム
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
フィリップ・モリス
ソニー
ウォルマート
ウォルト・ディズニー

これらのビジョナリー・カンパニーに共通する点として、
次の点が挙げられています。

・ビジョンをもち、同業他社から尊敬される卓越した企業である。

・創業者は、素晴らしい商品アイデアで大ヒットを飛ばすことを重視しない。彼らにとってもっとも大切なのは、ビジョナリー・カンパニーになる「組織」を築くことである。

・経営者の多くが、カリスマとは程遠い、控えめで思慮深い人物である。

・基本理念を維持しながら、進歩を促している(これこそがビジョナリー・カンパニーに真髄である)

・基本理念を維持しながら進歩するため、次の5つのことを行っている。
1.大胆な目標を持つ
2.カルトのような文化を持つ
3.大量のものを試して、うまくいったものを残す
4.生え抜きの経営陣を持つ
5.決して満足しない

本の中では、
様々なデータが駆使され、
これらの点がもたらす効果の
証明が行われています。

・カリスマは必要ない、
・ヒット商品よりも組織を作る、
・社員がカルト的に会社が好きだ
などなど、非常に共感し、真似したい点が多く、

当社をビジョナリー・カンパニーに近づけるために
必要なことを取りこぼさないように、
何度も何度も読み返しています。

仲間を「巻き込む」

私は、2012年に「いい翻訳」をするための
特許翻訳専門会社を作りました。

会社設立の際、決めていたことがありました。

それは、よくフリーランスの翻訳者が節税目的でやるような、
社員が自分一人又は家族だけのワンマン経営又は家族経営にはしない
ということです。

自分一人だけで翻訳をやっていくと、
経験やノウハウを自分の中に溜め込んでしまう上、

自分が定年などで辞めたときに今までやってきた事業自体が
終わってしまうので、これでは面白くないと感じていました。

自分と家族が暮らしていけるだけの事業規模で
細々と翻訳をしていくよりも、

志を同じくする仲間を「巻き込んで」、
切瑳琢磨していい翻訳をやっていく方が絶対に愉しいし、

いつか自分がいなくなった後でも、
他の仲間が「いい翻訳」という会社のDNAを
受け継いで続けてくれるだろうと思いました。

社名を、例えば『㈱大島トランスレーション』のような
自分の名前を冠したものにしなかったのも、
ワンマン会社にしたくないという思いがありました。

これと同じことが、
『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』
http://goo.gl/RY7bcW
原書:『Built to Last: Successful Habits of Visionary Companies』
http://goo.gl/uih0yD
という本に書いてあり、勇気づけられています。

この本には、「長く続く会社にはカリスマ経営者は必要ない」と書かれており、
長く続いている実際の会社が詳しいデータとともに紹介されています。

私にはカリスマ的な素質はなく、
仲間とともにいい翻訳を愚直に追求していくことが使命だと思っています。