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英文明細書マニュアルを改訂しました

ManualKaiteiBan

私の会社では、
知識やノウハウを社内はもちろん
社外にも公開するようにしています。

その1つが『英文明細書マニュアル』という
特許翻訳マニュアルです。

この度、
この『英文明細書マニュアル』を改訂しました。

上記ポリシーに従って、
改訂した部分をここで公開しています。
http://beikokupat.com/email_seminar/

今回は、30日間のメール講座という形式で
公開することにしました。

改訂部分を30通のメールにまとめ、
購読者のところに毎日届く仕組みです。

わざわざ当社のHPにアクセスしなくても
メールボックスに自動的に内容が届けられるので
楽に読めるのではないかと考えました。

今回なぜ改訂したかというと、
旧マニュアルを読んだだけでは
いい翻訳ができるようになるわけではない、

旧マニュアルでは伝えきれていない
ことがたくさんある、
と多くの翻訳者を見て感じたからでした。

旧マニュアルでもかなり詳細な内容を
書いたつもりでしたが、

旧マニュアルでは触れていなかった点で、
多くの翻訳者が共通して間違っていると
感じた点を新たに加えて改訂版にしました。

各メールは1日3分程度で読める長さに
してあるので、
是非ご購読いただければと思います。

http://beikokupat.com/email_seminar/

愛読書『ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則』

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私が愛読している本に
ビジョナリー・カンパニー
という本があります。

原書は英語で書かれており、
Built to Last: Successful Habits of Visionary Companies
というタイトルで、
私は英語の勉強も兼ねてこちらの方を主に読んでいます。

会社を立ち上げるときに
様々なビジネス本を読み漁りました。

その中でも、
この『ビジョナリー・カンパニー』に強烈な印象を受け、
私の会社もビジョナリー・カンパニーのようにしたいと願い、
そのために今でもほぼ毎日読んでいます。

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ビジョナリー・カンパニーとは、
先見の明のある会社という意味ではなく、
未来を見据えたしっかりとしたビジョンをもつことで
時代を超えて超一流であり続ける
会社のことです。

具体的には、この本には次の18社が
ビジョナリー・カンパニーとして紹介されています。

3M
アメリカン・エキスプレス
ボーイング
シティコープ
フォード
GE
ヒューレット・パッカード
IBM
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マリオット
メルク
モトローラ
ノードストローム
プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)
フィリップ・モリス
ソニー
ウォルマート
ウォルト・ディズニー

これらのビジョナリー・カンパニーに共通する点として、
次の点が挙げられています。

・ビジョンをもち、同業他社から尊敬される卓越した企業である。

・創業者は、素晴らしい商品アイデアで大ヒットを飛ばすことを重視しない。彼らにとってもっとも大切なのは、ビジョナリー・カンパニーになる「組織」を築くことである。

・経営者の多くが、カリスマとは程遠い、控えめで思慮深い人物である。

・基本理念を維持しながら、進歩を促している(これこそがビジョナリー・カンパニーに真髄である)

・基本理念を維持しながら進歩するため、次の5つのことを行っている。
1.大胆な目標を持つ
2.カルトのような文化を持つ
3.大量のものを試して、うまくいったものを残す
4.生え抜きの経営陣を持つ
5.決して満足しない

本の中では、
様々なデータが駆使され、
これらの点がもたらす効果の
証明が行われています。

・カリスマは必要ない、
・ヒット商品よりも組織を作る、
・社員がカルト的に会社が好きだ
などなど、非常に共感し、真似したい点が多く、

当社をビジョナリー・カンパニーに近づけるために
必要なことを取りこぼさないように、
何度も何度も読み返しています。

やり手は地方にいる

前回『大阪から東京への移転』において、
特許翻訳者は東京周辺に最も多いため、
東京を拠点にした方がいい人財に出会える
可能性が高いと書きましたが、

これはあくまでも可能性であって、
優秀な特許翻訳者は東京周辺以外にも
もちろんいます。

実際、
私が知っている数人の優秀な特許翻訳者は
西日本に住みながら特許翻訳者として
活躍しています。

様々な事情があって当社のスタッフとして
迎えることはできませんが、
翻訳を外注するときは必ずこの人たちに依頼しています。

仕事は一級品で、
当社の期待を裏切ったことがありません。

しかも、
当社のフィードバックを
確実に次回以降の仕事に反映してくれるため、
仕事を依頼する度に上がってくる翻訳が
社内で行う翻訳と似通ってきて、
今では社内翻訳と遜色ないレベルに
仕上げて納品してきてくれます。

当社は、こういう優秀な翻訳者には
それに見合った十分な報酬をお支払いする
ことにしています。

首都圏在住の外注翻訳者よりも
多くお支払いしているため、
物価の安い地方都市で
どれだけ豊かな生活をされているんだろう
と想像することがあります。

こういった優秀な方が地方に住み、
最高の仕事をして首都圏在住者よりも高い報酬を得、
豊かに暮らしているのは本当にかっこいいと思います。

「地方に凄い人がいる」
という印象は当社だけのものかと
思っていましたが、
どうやら同じ考えの人が
他にもいるようです。

先日、ある翻訳会社の社長さんと
ランチをご一緒する機会がありました。

この方は全国各地でセミナーを
開催していらっしゃいます。

ランチの席で、
「地方にやり手がいる」という
私の印象を話すと、

この社長もまったく同感だと
言われました。

社長曰く、
都会の翻訳者は多くの情報に触れることができ、
セミナーにもよく出席して勉強熱心に見えるが、
セミナー以外ではあまり勉強していない人が多く、
これは本人達の翻訳を見れば分かる
とのこと。

別の言い方をすると、
地方在住の翻訳者は限られた情報を
最大限活用して日々の翻訳に応用して
いい仕事をしてくる
というのが私の印象です。

例えば、当社は登録翻訳者に
英文明細書マニュアル』と
実践・米国式特許クレーム作成講座
という2冊のテキストを配布していますが、

上述の地方在住翻訳者さん達は皆、
2~3日でこれらのテキストを読破し、
実際の翻訳に反映してくれました。

これによって当社によって評価され、
しっかりとした報酬を受け取っていく。。。
凄いと思います。

都会で活動するのは
アドバンテージに見えますが、
こと翻訳の質に関しては
必ずしもアドバンテージとはならない
と言えるかも知れません。

大阪から東京への移転

当社は、2015年9月に
社名を(株)米国特許翻訳社に
変更したのに加えて、
オフィスを東京・赤坂に移転しました。

開業以来、
大阪・淀屋橋にオフィスを
構えていましたが、
社名変更を機に東京・赤坂に
移転しました。

移転した理由は主に2つあります。

1つ目は、
大口クライアントの1つが
東京周辺で営業しておられ、
打ち合わせなどでフットワークよく
動けるようにしたかったためです。

2つ目は、
今後社内に更にいい人財を迎えたいと考えており、
特許翻訳というマイナーな職業に従事したいと
思う人は都市圏に多く、

その中でも東京に多いというこれまでの経験から、
東京にオフィスがある方が人が集まりやすいだろうと
考えたためです。

1つ目の理由について、
これまでは打ち合わせの度に
3時間程度かけて上京して打ち合わせし、
その後また3時間程度かけて帰阪しており、
移動と打ち合わせだけで1日がかりになっていました。

打ち合わせ後はすぐにでも
打ち合わせ内容を仕事に反映させる作業をしたいと
感じるのは誰でもそうだと思います。

移動時間が長いとすぐというわけにはいかず、
もどかしさを感じていました。

また、クライアントにとっては、
翻訳会社が常に近くにいて
いつでもすぐに会えるようになっているという状況は
安心感があるということをよく聞きます。

2つ目の理由について、
当社が販売している『英文明細書マニュアル』を
これまでに購入してくださった方々の多数が、
東京周辺在住であることが分かっていました。

はっきりとした人数は分かっていませんが、
この経験から特許翻訳人口のパイは東京周辺が最も大きく、
東京を拠点にすることで、
当社に合った人財に出会える可能性は
最も高くなるだろうと判断しました。

上記2つの理由から、
当社は大阪から東京への移転を決めました。

もともと小さな会社のため、
移転の障壁となるものは少なく、
比較的簡単に移転できました。

「東京進出」といった大それたものではなく、
あくまでも今のクライアントにいい翻訳サービスを
提供し続けることができるようにするために
とった措置です。

Stay hungry. Stay foolish.

私の会社は、2015年8月31日に
(株)VouveIPから(株)米国特許翻訳社へ
社名変更しました。

これまでは何をしているのか
分からないような社名だったのを、
何をしている会社かが
分かるような社名に変更しました。

「米国特許翻訳社」

社名としては
少しストレートすぎないかとも
思いましたが、

米国特許の翻訳といえば当社、
と多くの人に思ってもらえるように

これからも研究を怠らず、
丁寧な仕事をしていきたい
という自分たちの決意を込めて
このような社名にしました。

旧社名のとき、
米国特許の翻訳に特化した会社を
やるなんてバカげているという
趣旨のことを言われたことがあります。

しかし、
特許翻訳を手がける翻訳会社が氾濫するなか、
1社ぐらい当社のような会社があっても
面白いのではないかと思います。

故スティーブ・ジョブズ氏の名言
“Stay hungry. Stay foolish.”
(「ハングリーであれ、愚かであれ」)
https://www.youtube.com/watch?v=VyzqHFdzBKg
に勇気づけられながら、
これからもトガッた会社でいたいと思います。