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シンガポールで改めて思ったこと

知り合いの社長さん達と、
シンガポールにあるマリーナ・ベイ・サンズの
コンベンションセンターへ行き、
 
今後の世界経済の動向や
海外での資産運用などについての
話を聞いてきました。
 
イギリスのEU離脱をめぐる国民投票の
まっ最中だったこともあり、
会場ではこの話題が頻繁に取り上げられ、
 
ここで私は初めて
Brexit(British exit(British withdrawal from the European Union))
という言葉を覚えました。
 
会合後にはカジノに誘われましたが、
私は東京に帰ってたまっている仕事を片付けたかったので
断ってチャンギ国際空港に直行しました
(こういう付き合いの悪さを直したいと思っています)。
 
1泊3日という弾丸ツアーでしたが、
有益な話をいろいろと聞けたり、
普段の仕事の延長線上では絶対に会えない人と知り会えたりと
有意義な出張となりました。
 
今回の滞在で私が一番考えさせられたのは、
商売柄、やはり英語についてです。
 
シンガポールに向かう機中(シンガポール航空)や
現地滞在中、現地の人たちと英語で話す機会がありました。
 
シンガポール航空のCAさんを含め、
私が話したシンガポールの人たちは
お世辞にも英語がうまいとは言えませんでした。
 
しかし、下手なりに堂々と話し、
意思疎通ができている。
これは、頻繁に行く香港でも感じることです。
 
我々日本人は英語の知識では
シンガポールや香港の人たちに負けていないと思います。
言い古されたことですが、
日本も気軽に英語を話せる土壌ができればいいのに
と改めて思いました。

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大阪開催・フリーランス特許翻訳者向け講座『フリーランス翻訳者のための特許英訳・重要ポイント講座』のお知らせ

【満席・キャンセル待ちになりました】

フリーランス特許翻訳者向けの英訳講座を
大阪で開くことになりましたのでご案内します。

先月まで東京で開いていた講座に
新しい内容を加えて再編成したものになる予定で、
東京同様、盛りだくさんの内容にしたいと思っています。

取り上げる内容は、
・特許翻訳会社の人間から見て
どのようなフリーランス翻訳者が一緒に仕事をしやすいか、
・しっかりとしたコメントの書き方、
・特許翻訳者の大半が間違えている英文法や英語表現、
・「短文」化が必要な本当の理由、
・米国式クレームの書き方
などです。

受講者には毎回課題を提出していただき、
私がしっかりとそして厳しく添削させていただきます。

当社の性質上、米国出願に重きを置いた講座内容になると思いますが、
東京の講座では多くの受講者が役に立ったという感想をくださいました。

受講者の対象としては、
特許翻訳の基本的な知識がある方を想定しています。

受講をご希望の方は、ここからお申込みください。

講座名フリーランス翻訳者のための特許英訳・重要ポイント講座
<第1回内容>
「いい」フリーランス特許翻訳者になるためのポイントやマインドセットの解説
日時:2016年8月5日(金) 19:00〜20:40

・いい特許翻訳者とは?
・特許翻訳会社が考える、仕事を受注しやすい人の特徴
・コメントの書き方を徹底的に学ぶ
・課題(1)の配布
<第2回内容>
特許英訳でおさえておきたいポイントの解説
日時:2016年8月19日(金)19:00〜20:40

・課題(1)の解説
・特許明細書の英訳の基本解説
・間違いやすい英文法の確認
・「短文」化が必要な本当の理由
・課題(2)の配布
<第3回内容>
特許明細書・実施形態の英訳
日時:2016年9月2日(金)19:00〜20:40

・課題(2)の解説
・特許明細書・実施形態の英訳を解説
・自然な英語を書く
・PCTと米国出願用英訳の違いを考える
・課題(3)の配布
<第4回内容>
特許クレームの英訳
日時:2016年9月16日(金)19:00〜20:40

・課題(3)の解説
・クレームの形式(ジェプソン形式、サブパラグラフ(コンビネーション)形式)
・離れているものを関係付けるテクニック
・誤解のない英文クレームにするための工夫
・演習
講師大島 祥貴
日時2016年8月5日、8月19日、9月2日、9月16日(隔週 金曜・全4回)
19:00〜20:40(100分)
会場AP大阪淀屋橋(京阪淀屋橋ビル)3F-Hルーム
大阪市中央区北浜3-2-25
Tel:06-6204-0109
Fax:06-6204-1109

交通アクセス
地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」北改札より徒歩約3分
地下鉄堺筋線「北浜駅」北改札より徒歩約5分
京阪本線「淀屋橋駅」中央改札口より徒歩約2分
「北浜駅」中央改札口より徒歩約5分
https://www.tc-forum.co.jp/kansai-area/ap-osakayodoyabashi/oy-base/
受講料(税込)39,800円
(銀行振込、クレジットカード)
定員15名
※お申込みは定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込締切2016年7月22日(金)正午
事前課題あり。
レベルチェックのため、短めの文章を英訳していただきます。(7月22日(金)にメールで送付いたします。)
申込ページ

離れているものを関係付けるテクニック

ManualKaiteiBan

2016年3月から開催していた特許英訳講座が先日、
全日程を無事終了しました。

今回は、講座で取り上げたトピックを1つご紹介します。
それは、タイトルにあるように、離れているもの同士を関係付けるというテクニックで、
簡潔且つ説得力のある英文を書くためには是非身につけたいテクニックだと考えています。

非常にシンプルな例を見ながらご説明します。
次のような日本語の原文があるとします。

「ヘラ102は、弾性を有する素材で形成されており、ヘラ102を壁部200に押し付けて方向Aへ移動させるとたわむように構成されている。」

これを「普通」に英訳してみた例が次です。

The spatula 100 is made of an elastic material, and when the spatula 100 is pressed against the wall 200 and moved in direction A, the spatula 100 bends.

この訳文でも全く問題はないと思いますが、原文をよく見ると、
「弾性を有する素材」が「たわむ」を可能にしていることが分かります。

この2つは原文ではお互いに離れたところにありますが、実は密接な関係にあり、
この関係を英訳に盛り込むことによってより簡潔になり、且つ説得力が増します。

The spatula 100 is made of an elastic material that enables the spatula 100 to bend when the spatula 100 is pressed against the wall 200 and moved in direction A.

文脈によっては、次のようにしてもいいかも知れません。

The spatula 100, which is made of an elastic material, bends when the spatula 100 is pressed against the wall 200 and moved in direction A.

The spatula 100, made of an elastic material, bends when pressed against the wall 200 and moved in direction A.

弾性とたわみが関連しているなんて当たり前じゃないかと
思われるかもしれませんが、
関連付け可能なもの同士があたかも関係のないことのように英訳され、
結果として説得力が弱くなっている英訳をよく目にします。

米国特許弁護士がクレームの英訳をリバイズすることがありますが、
リバイズ作業の中心を成すものが、
上記のような関連付けによるクレームのポイントの明確化です。

このようなスキルを身につけるためには、
想像力(創造力とも言えるかも知れません)を駆使して
関連付けられるものはないか注意しながら英訳する努力を
していくことが必要だと考え、私は実践しています。

関連付けの方法については、ここでも詳しく取り上げています。
『実践・米国式特許クレーム作成講座』
http://beikokupat.com/usclaim_drafting/