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道をひらく

松下幸之助氏の名著『道をひらく』を久しぶりに読み返しました。この本は、氏独自の格言の後に、それについての解説が続くという構成になっています。この本から私が一番影響を受けたのは、「原因はわれにあり」という格言で、次のように解説されています。

“彼が悪い。自分に責任はない”と、
とかく失敗の責任を他に転じてはいないだろうか。
他に責任を転嫁しているかぎり、
事態を好転させることはもちろん、
失敗から教訓を得ることもできない。
やはり、原因はすべて自分にあると
真摯にうけとめてこそ、
過ちを繰り返すこともなくなり、
着実な発展も可能となる。

私は「原因はわれにあり」を常に心がけるようにしています。仕事でうまくいかないことがあった時など、「自分の準備不足ではなかっただろうか?」「自分の配慮が足らなかったのではないか?」など、自分で改善できるところはないか探るようにしています。また、どう考えても自分には落ち度がなかったと思われるような状況でも、「元を正せば自分が原因だったんじゃないだろうか?」と考えるようにしています。その理由は松下氏の解説の通りで、そうすることで前進できることが多いということが経験上分かってきました。

もう1つ、非常に好きな格言に「世間は正しい」というものがあり、次のように解説されています。

いい考えを持ち、真剣に努力を重ねても、
なかなか世間に認められないときがある。
そんなときには、ともすると世間は間違っている、
冷たいと思いがち。
しかしそれでは、みずからの向上は望めない。
世間は長い目で見れば正しく暖かい、
そう肝に銘じつつ、
精一杯の努力を重ねたい。

これは「原因はわれにあり」に通じるものがあると思います。自分の会社がどんなにいい仕事をしていると思っていても、世間に認められなければ(売れなければ)、自分たちに何か問題があると考えた方がいいということです。

この本には他にも「平凡が非凡に通ず」「仕事には止めを刺そう」「声なき声に耳を傾ける」など、会社をやっていく上で参考になる言葉が目白押しです。

特許英訳講座@大阪が満席・キャンセル待ちになりました

大阪で予定している『フリーランス翻訳者のための特許英訳・重要ポイント講座』がおかげさまで満席・キャンセル待ちになりました。今回も、特許翻訳者や弁理士、企業の知財部の方など、知財業務に従事されている方々を中心に申し込みをいただきました。様々な方々とお知り合いになれるのも講座を開く楽しみの1つです。また、私自身昨年まで大阪に住んでいたため、非常に馴染みのある土地での開講を今から非常に楽しみにしています。

また今回、数人の方から、九州地方や東海地方でも同様の講座を開いて欲しいというご要望をいただきました。このようなご要望は大変嬉しく、開催を前向きに検討したいと思います。今のところ、最少催行人数5人程度での開催を考えています。大体何人ぐらいの方が参加を希望されているかを事前に知っておきたいと思いますので、九州地方、東海地方、あるいはその他の地区での参加を希望される方は、下記アンケートに回答いただけると幸いです。

特許英訳講座ご希望開催都市アンケート
https://ssl.form-mailer.jp/fms/fae710eb454154

共感者を増やす

今月、1人の翻訳者さんを当社の登録翻訳者として迎えました。

当社に応募してくださる翻訳者の数はそれなりに多いものの、
実際にトライアルに合格して採用に至る数は極めて少なく、
1~2年に1人が登録するかしないかといった状況です。

今回の翻訳者さんは約1年ぶりの登録者となりました。
この方は以前から当社のホームページをよく読んでおられ、
当社発行のメールマガジン、英文明細書マニュアル、
特許クレーム作成講座すべてに目を通して研究されていたとのことです。

研究されていただけあって、トライアルで提出いただいた訳文では
上記テキストで説明しているポイントが随所に使われ、
また当社が重視しているコメントも的を得た充実したものになっており、
当社の方針に共感していただいていることがビシビシと伝わってくる
訳文になっていました。

また、特許英訳に必須の高い英文ライティング力も備わっていることが
訳文から分かりました。

この訳文を読んでいて、まるで当社の誰かが行った翻訳であるかのような
印象を受け驚いたと同時に、当社に共感してくださる方を
また見つけることができてとても嬉しく思いました。

思えば、当社の翻訳者はほとんどこのようなかたちで採用してきました。
当社は翻訳方針やノウハウをすべて公開しています。
そして、これまでに当社のスタッフや登録翻訳者として迎えた人たちは
事前にこれに触れ、共感者として応募してくれた人たちです。

同様のことが当社のクライアントにも当てはまるかも知れません。
当社のクライアントは、何らかのかたちで当社のことを知り、
「あなたたちがやっていることは面白いからうちのもやってくれ」
というかたちでお仕事を依頼いただくようになった所がほとんどです。

このように言われて嬉しくない訳がなく、わざわざ声を掛けていただいた
担当者の判断が正しかったことを証明するために、
常に期待以上の仕事をするよう努めています。