0年 0月 の投稿一覧

“such that”はクレーム限定として弱い

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特許翻訳において、“such that”という表現が頻繁に使用されているのを目にします。“such that”は便利な表現で、物事の状態を説明する際、形容詞を使用することが難しい(使用したくない)ときなどに、“such that”を使って、最終的にどのようになるのかという結果を説明することにより、物事の状態を間接的に説明することができます。『表現のための実践ロイヤル英文法』(pp. 247-248)において、“such that”について次のように解説されています。

<such that …>の形で、形容詞なしで使うこともある。

His pronunciation in Japanese was such that it was practically impossible to understand him.
(彼の日本語の発音は、なかなか聞き取れないものだった)

この例の場合、その「発音」が具体的にどんなものだったのかを、形容詞で表現するのではなく、聞き手[読み手]の想像に任せ、結果(「聞き取れない」こと)を述べるだけである。次の例もそうである。

The force of the explosion was such that it was heard throughout the town.
(その爆発は、爆音が町中に聞こえるくらい力のあるものだった)

“such that”はこのように便利な表現ですが、私は極力使用しないようにしています。なぜかというと、上記解説にあるように、“such that”は「聞き手[読み手]の想像に任せ」る部分があり、説明として「ピンとこない」ことが多いからです。また、“such that”の後は節(S+V…)になり、クレームにおいてこのような形はnarrativeだとして嫌われる傾向にあります。このように、“such that”による限定はクレーム限定としては弱く、私が勤めていた米国知財法律事務所では、クレームリバイズの際、“such that”が使われているとこれをより直接的で分かりやすい表現に書き換えていました。複雑な原文に対してすぐに“such that”(あるいはsuch~that)に逃げるのではなく、“such that”を使わないと決めて、より明快な表現を求めて果敢に挑戦する方が特許翻訳者としてのスキルが上がるのではないでしょうか。

新宿での一日

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人と会う用事があり、久しぶりに新宿に行きました。新宿に着くと、急遽待ち合わせ時間が変更になり2時間ほど空き時間ができたため、この時間を利用して映画を観ることにしました。『美女と野獣』(実写版)と『帝一の國』という映画が時間的に都合がよく、どちらにするか迷いましたが、『美女と野獣』は過去のアニメ版を観たことがありストーリーを知っていたため、まったく予備知識のなかった『帝一の國』を観ることにしました。『帝一の國』、非常に面白かったです。高校を舞台にした政治闘争がテーマで、『白い巨塔』の教授選を彷彿とさせる一方で、コメディーのため、会場内が終始笑いに包まれていました。

新宿での予定を終えた帰り、ふとブックオフが目にとまり、立ち寄ってみました。英語関連のコーナーで『Hopes, love and dreams in New York』という、かつてNHKラジオで放送されていた英会話講座のテキスト本を見つけ、懐かしくなり思わず購入しました。私が学生のとき、NHKラジオ英会話を3年分しっかりとやれば英語がペラペラになると言われていました。私はこれを信じて毎日番組を録音し、1人ぶつぶつとその日のダイアログを完コピする練習をしたものでした。NHKラジオ英会話シリーズのなかでも、『Hopes, love and dreams in New York』は異色の内容でした。主人公夫婦が別居したり、経営していたレストランが他人に乗っ取られたりと、ストーリー自体が面白かったのを覚えています。主人公である夫が嫌なヤツで、その言動に共感できなかったというのも異色だったと思います。

この日はほぼ一日を新宿で過ごしましたが、尊敬する人の話を聞けたり、いい映画を観れたりと、充実した新宿滞在でした。

 

文系・理工系にかかわらず、特許翻訳者は技術の研究をする必要がある

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『3D印刷の現在、将来、そして英語』(http://beikokupat.com/blog/?p=743)において、「同格のコンマ」について触れました。特許翻訳で同格のコンマを正しく使えるようになるためには、何よりもまず、原文において同格の関係を見抜くことができるようになる必要があります。同格の関係を見抜けるためには、原文をよく読むことはもちろんですが、技術内容をしっかりと理解することが重要だと思います。ここが、特に文系出身と言われる特許翻訳者が難しいと感じるところかも知れません。しかし、同格の関係をきちんと英文に示すなどの配慮のできる一流の特許翻訳者になるためには、技術の理解は避けて通れないことです。また、いわゆる理工系出身の特許翻訳者であっても、何でも理解できるわけではないので、同じく技術の研究は必要です(自分は理工系出身だから技術の勉強はしなくていいなどと考えている特許翻訳者はいないでしょう)。

特許の機械分野などに制御系(制御システム)というものがよく出てきます。私は学生のとき制御工学を勉強しましたが、私にとって非常に難しく、理解するのに苦労した覚えがあります。講義で教授の話すことが最初から最後までまったく理解できなかったこともありました。制御工学は微分方程式を理解していることが前提となっており、まずこれをマスターするのに非常に苦労しました。何とか単位は取りましたが、不十分な理解のままで終わってしまい、このことがずっと心残りでした。仕事で制御系の理解が必須となっている今、当時の不十分な理解のままではいい仕事ができないので、自分なりに勉強を続けています。例えば、“Control Systems Engineering”(Norman S. Nise著)という英語圏の大学生向けのテキストを読んだり問題を解いたりしています。また、例えばバイオ分野について、私は大学で基礎科目しか勉強しておらず専門外と言えますが、バイオ分野の特許もしっかりと理解したいので、これも自分なりに勉強しています。例えば、“Molecular Biology of the Cell”(通称「ザ・セル」)という有名な本があり、私はこの本が改定される度に買い直しています。このように、文系・理工系にかかわらず、特許翻訳者は技術の研究も常にする必要があるのではないでしょうか。文系出身の方で、「化学式あるいは積分記号を目にした途端、頭の中が真っ白になります」という方は、そのままではいい仕事はできないと思われるため、毎日の生活の中に少しずつでも技術の勉強を取り入れてみてはどうかと思います。

飛行機で国内移動したら必ず申し込む「ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン」

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ゴールデンウィークを利用して2泊3日の国内小旅行に行ってきました。初めてプロペラ機(カナダ・ボンバルディア社製Q400)に乗るなどの体験ができ、有意義な休日を過ごすことができました。私は、今回のように飛行機の国内線を利用した際には、いつもデルタ航空の「ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン」というキャンペーンに応募しています。飛行機の国内線に乗ってこのキャンペーンに応募すると、デルタ航空のマイル(スカイマイル)が500スカイマイル必ずもらえます。利用する国内線の航空会社はデルタ航空でなくてもよく、またLCCでも構いません。また、キャンペーン期間が2018年3月31日までとなっていますが、少なくとも私がこのキャンペーンの存在を知った3年前から毎年延長され続けています。500スカイマイルというのは1区間あたりのマイル数で、国内線で往復すると2区間となり1000スカイマイルになります。デルタ航空がなぜこのような太っ腹なキャンペーンをしているのかは分かりませんが、飛行機で国内移動すると必ず500マイルもらえるというのはお得であり、私にとっては、国内線利用後に申込みフォームにチケットの半券を貼ってFAXするのがルーティンになっています。デルタ航空は、エールフランス航空、KLMオランダ航空、ガルーダ・インドネシア航空などが加盟しているスカイチーム・アライアンス(https://www.skyteam.com/ja/about/)のメンバーで、デルタ航空で貯めたスカイマイルをこれらスカイチームメンバーのチケット購入に充てることができます。また、デルタ航空のスカイマイルとは別に、実際に利用した航空会社のマイルも貯めることができ、いわゆる二重取りすることができます(クレジットカード決済にすると、カード会社のポイントも貯まり、三重取りになります)。もちろん、このキャンペーンを利用するためには、まずデルタ航空の会員になる必要があります。

ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン
http://ja.delta.com/content/www/en_US/skymiles/earn-miles/earn-miles-with-partners/airlines/japan-500-bonus-miles-campaign.html