0年 0月 の投稿一覧

オフサイドトラップを英語で説明する

サッカーワールドカップの日本対ポーランド戦を非常に興味深く観戦しました。どんな手を使ってでもベスト16に進むという日本チームの気概が感じられ、結果にコミットするというのはこういうことをいうのだろうと感心しました。チケット代を払って現地で観戦していた観客にとってはかなり不満の残る試合だったかもしれませんが、一方で、日本チームの名を捨てて実を取る戦い方に心打たれたのは私だけではないと思います。また、金銭的なことを考えても、グループステージで敗退するのと、次のベスト16まで進むのとでは400万USドルもの賞金の差があり(http://bit.ly/2NbFiLp)、今回のような現実的な戦いは理(利)にかなっているように思います。

ところで、日本対セネガル戦での日本チームのオフサイドトラップが見事だと話題になりました。オフサイドトラップを英語で説明できるだろうかと一通り説明文を考えたあと、意味を調べて答え合わせをしてみました。下のような簡潔な説明文は作れませんでしたが、意味を自分で考えてから調べるという作業は非常に勉強になります。

offside trap:

A maneuver in which players in the defending team push upfield in order to put one or more opposing players into an offside position.
https://en.oxforddictionaries.com/definition/us/offside_trap

A technique used by defenders to put attacking players in an offside position, by moving quickly away from their own goal to leave attackers offside.
https://www.urbandictionary.com/define.php?term=Offside%20Trap

A defensive play to catch the attacking side offside
https://en.wiktionary.org/wiki/offside_trap

「守備陣で連携してオフサイドラインを押し上げ(守備側選手が合図を元に相手ゴール方向へ上がる)、意図的にオフサイドポジションに攻撃側選手が取り残された状況を作り出す戦術(残された攻撃側選手にパスが出された瞬間にオフサイド)」(Wikipedia)
http://bit.ly/2yUQV6c

最強の英語リスニング番組「ABCニュースシャワー」

NHKBS1で平日の午前4時40分~4時45分の5分間放送されている「ABCニュースシャワー」という番組があります。これは、英語リスニングの練習が手軽にできるツールとして、知る人ぞ知る番組です。毎回、アメリカABCのニュースから1分間程度のトピックがピックアップされ、これが英語字幕付き→日本語字幕付き→字幕なし→英語字幕付きの順に計4回流されます。つまり、1つの英語ニュースを4回続けて聞くことができるのがミソとなっています。これを最初から字幕を見ながら聞いてもいいですが、私は最初の3回は字幕(画面)を見ずに聞き、最後4回目のみ英語字幕を見て、それまで聞いて理解したことの答え合わせをするようにしています。また、この番組を私に教えてくれた人が言っていたことですが、英語を話す人の口元を見ながら何回も聞くのが英語力アップに非常に効果的なのだそうです。私がこの番組が面白いと思っているのは、たまに一般人のインタビューを聞く機会があることです。ニュースアンカーやリポーターが話す英語は比較的聞き取りやすいですが、事件現場などで一般の目撃者が話す英語などは、ほぼ聞き取れないことがあり、勉強になります。ありがたいことに、この番組はホームページで好きなときに視聴することができ、大変助かっています。ホームページで、各トピックの「動画を見る」をクリックすると、グレーの画面が出てきます。これをクリックすると動画が始まります。

ABCニュースシャワー:
http://bit.ly/2MmlB2r

良質な明細書翻訳

先日、企業の知財部の方とお話しする機会があり、いろいろな有益な情報を教えていただきました。話のなかで、明細書翻訳についての付加価値ということが話題になりました。この企業では、外注している明細書翻訳に対して特許的な付加価値を求めているということです。しかし、それにもかかわらず、納品されてくる明細書翻訳には特許的な付加価値がないものがほとんどだということでした。原文に忠実な翻訳をすることが基本である翻訳会社から上がってくる翻訳に特許的な付加価値を期待できないのはもちろんのこと、特許に詳しいはずの特許事務所から上がってくる明細書翻訳でさえも、特許的な付加価値がないものが多いのだそうです。また、この企業は、明細書翻訳の質をかなり重視しており、極論ではありますが、時間をかければ良質な明細書翻訳が作成できるのなら、優先権を失ってでも時間をかけて良質な明細書翻訳を作りたいというスタンスをとっているそうです。良質な明細書翻訳とは、『優秀な特許英文チェッカーはまず優秀な特許英訳者であるべき』で書いたように、技術、特許、英語すべての観点において付加価値を与えることのできる特許英文だと思っています。今回お話しの機会を得て、翻訳会社にはまだまだできることがある、あるいは翻訳会社の怠慢によりできていないことがある、と改めて感じました。

優秀な特許英文チェッカーはまず優秀な特許英訳者であるべき

当社では、優秀な特許英訳者を育てるのはもちろん、優秀な特許英文チェッカーも育てたいと考えています。しかし、優秀な特許英文チェッカーを育てるのは、優秀な特許英訳者を育てるよりもはるかに難しいと感じています。優秀な特許英文チェッカーとは、他人の翻訳文の明らかな間違い(訳抜けなど)を指摘することはもちろん、技術、特許、英語を総合した観点からより良い英文にリライトできるチェッカーのことだと私は考えています。こういったことができるためには、まず自分自身で、技術、特許、英語を総合した観点から英文を作成できることが必要だと思います。こういう英文が作成できるスキルを身につけた上で、他人の翻訳文を注意深く批判的にチェックすることができるスキルも身につける、という段階を踏んだ育成方法をコストをかけて取り組んでいく必要があると考えています。

モールス信号について特許の側面から考える

小野康英先生(Westerman Hattori Daniels & Adrian, LLP)による連載『米国特許法解説』を更新しました。

第8回:米国特許法の歴史~電信機事件(The Telegraph Case)~

今回は、モールス信号で知られるサミュエル・モールスの特許をめぐる裁判(O’Reilly v. Morse, 56 U.S.(15 How.) 62 (1854))についてです。モールス信号について特許の側面から考えることができる貴重な記事となっており、非常に興味深く読みました。無効になったクレーム8の原文が記載されており、昔のクレームの書き方を知ることもできます。モールスの電信機事件は、現在の米国特許訴訟で度々話題となる明細書の記述要件、機能表現クレーム、特許主題適格性などの元祖とも言える重要な事件であることを今回の記事で知りました。

第8回:米国特許法の歴史~電信機事件(The Telegraph Case)~

サッカーワールドカップについて

サッカーワールドカップ(WC)が今月開幕します。サッカーファンとしては、この4年に1回のビッグイベントを非常に楽しみにしています。毎回のことですが、日本代表の試合日程を、スケジュール帳として使っているグーグルカレンダーに既に書き込んであります。日本代表は、先日の残念な試合内容に批判が集まっていますが、これまでの日本代表の歴史のなかで、WC直前に批判が多かったからといってWC本番でうまくいかなかったかと言えば必ずしもそうではなく、逆に批判が少なかったからといってWC本番でうまくいったかと言えば必ずしもそうではないと思います。なので、一サッカーファンとしては、WC本番を楽しみに待ち、本番当日には試合を一生懸命見るしかないと思います。また、以前、たまに行くバーのサッカー好きのマスターと話していて意見が一致したことがあります。それは、日本代表が試合で苦戦しているのを見ると、まるで物事が思うようにいかない自分自身を見ているような気分になるということです。日本代表の試合内容を批判することは、自分自身を批判するようなもので、そう思うと闇雲に批判する気にもなれず、日本代表を応援しつつ、自分たちも毎日粛々と頑張るしかないよね、と励まし合ったことがありました。

以下は何気なく読み始めたWCの関連記事ですが、参考になる英語表現が満載です。

A beginner's guide to the World Cup 2018

A beginner’s guide to the World Cup 2018