0年 0月 の投稿一覧

特許翻訳者は判例を知っておくべき

特許翻訳者にとって、判例を知っておくことは重要だと思っています。例えば、米国においてなぜミーンズクレームを避ける出願人と逆に積極的に使用する出願人がいるのか、あるいはなぜプログラムクレームを記録媒体クレームとして書かなければいけないのか、などは判例を知ることで理由が分かってくることが多く、クライアントの指示の意図を汲み取ることができます。

私自身の判例の勉強を兼ねて、米国の主要な判例の概要を数行でまとめ、『米国特許用語集』に加えていくことにしました。まずは、特許対象(特許適格性、patentable subject matter; 35 U.S.C.§101)に関する以下の3つの判例についてまとめました。

・Diamond v. Chakrabarty, 447 U.S. 303 (1980)
http://beikokupat.com/uspatent_glossary/diamond-v-chakrabarty/

・Mayo v. Prometheus, 566 U.S. 66 (2012)
http://beikokupat.com/uspatent_glossary/mayo-prometheus/

・Alice Corp. v. CLS Bank International, 573 U.S. 208 (2014)
http://beikokupat.com/uspatent_glossary/alice-cls/

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語~information~

「グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語」を更新しました。

グレン・パケット著『科学論文の英語用法百科』から学ぶ特許英語 ~information~

今回は、Chapter 68のinformationについてまとめました。

前回「about」において、aboutはinformationと組み合わせても不自然ではないという解説がありました。この点について理解を深めたいと思い、今回はChapter 68を選びました。この点の他に、このChapterでは”information of”という表現について詳細に解説されています。それだけ”information of”の誤用が多いということであり、注意しなければならないと再認識しました。