やり手は地方にいる

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前回『大阪から東京への移転』において、
特許翻訳者は東京周辺に最も多いため、
東京を拠点にした方がいい人財に出会える
可能性が高いと書きましたが、

これはあくまでも可能性であって、
優秀な特許翻訳者は東京周辺以外にも
もちろんいます。

実際、
私が知っている数人の優秀な特許翻訳者は
西日本に住みながら特許翻訳者として
活躍しています。

様々な事情があって当社のスタッフとして
迎えることはできませんが、
翻訳を外注するときは必ずこの人たちに依頼しています。

仕事は一級品で、
当社の期待を裏切ったことがありません。

しかも、
当社のフィードバックを
確実に次回以降の仕事に反映してくれるため、
仕事を依頼する度に上がってくる翻訳が
社内で行う翻訳と似通ってきて、
今では社内翻訳と遜色ないレベルに
仕上げて納品してきてくれます。

当社は、こういう優秀な翻訳者には
それに見合った十分な報酬をお支払いする
ことにしています。

首都圏在住の外注翻訳者よりも
多くお支払いしているため、
物価の安い地方都市で
どれだけ豊かな生活をされているんだろう
と想像することがあります。

こういった優秀な方が地方に住み、
最高の仕事をして首都圏在住者よりも高い報酬を得、
豊かに暮らしているのは本当にかっこいいと思います。

「地方に凄い人がいる」
という印象は当社だけのものかと
思っていましたが、
どうやら同じ考えの人が
他にもいるようです。

先日、ある翻訳会社の社長さんと
ランチをご一緒する機会がありました。

この方は全国各地でセミナーを
開催していらっしゃいます。

ランチの席で、
「地方にやり手がいる」という
私の印象を話すと、

この社長もまったく同感だと
言われました。

社長曰く、
都会の翻訳者は多くの情報に触れることができ、
セミナーにもよく出席して勉強熱心に見えるが、
セミナー以外ではあまり勉強していない人が多く、
これは本人達の翻訳を見れば分かる
とのこと。

別の言い方をすると、
地方在住の翻訳者は限られた情報を
最大限活用して日々の翻訳に応用して
いい仕事をしてくる
というのが私の印象です。

例えば、当社は登録翻訳者に
英文明細書マニュアル』と
実践・米国式特許クレーム作成講座
という2冊のテキストを配布していますが、

上述の地方在住翻訳者さん達は皆、
2~3日でこれらのテキストを読破し、
実際の翻訳に反映してくれました。

これによって当社によって評価され、
しっかりとした報酬を受け取っていく。。。
凄いと思います。

都会で活動するのは
アドバンテージに見えますが、
こと翻訳の質に関しては
必ずしもアドバンテージとはならない
と言えるかも知れません。

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