当社の特許翻訳勉強法

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特許業界にいる人ならほぼ全員知っていると
思われる洋書があります。

それは、

Faber on Mechanics of Patent Claim Drafting
http://tinyurl.com/mdlbf5y

という本です。こんな表紙です。

Faber_frontpage

これは、
米国の特許商標庁(USPTO)に
特許出願するにあたり、

その際に提出する特許明細書の
クレーム部分についての
記載方法を細かく解説したものです。

米国出願実務や特許翻訳を
ある程度経験した人なら理解できる内容で、

クレームの基礎から、
特許訴訟を考慮した記載方法のような高度なレベルまで
体系的に学べるようになっています。

かなり有名な本で、おそらく、
日本のほとんどの特許事務所の本棚に
置かれていると思います。

特許翻訳者にとっても、
米国特許を研究してワンランク上の翻訳を
目指すなら絶対に目を通しておきたい本です。

この本には難点があります。

1.内容が詳細なだけに量が膨大なこと(1000ページぐらいあり、重い)
2.高価なこと(40000円程度)
3.英語で書いてあること

特に1は、多くの人をFaberから
遠ざけている原因だと思います。

本棚でFaberが埃をかぶっている
ところも多いのではないでしょうか。

特許業界はみなさん忙しいですから、
わざわざ時間をとってFaberを真面目に読む
というわけにはいかないのだと思います。

しかし、
やはりFaberから学べることは非常に多いため、
私の会社ではFaber研究を仕事の一つとしてとらえ、
毎日読むようにしています。

社内で曜日毎に担当を決めて、
毎日1~2ページ程度を日本語に翻訳し、
それを会社のブログにアップしています。
http://goo.gl/MWXqqd

これを他の社員が読んで勉強する。

他の社員にとっては、
毎日たった数分程度の勉強ですみます。

そして、
これを毎日続けることで、
徐々にクレーム作成の「勘」がつくのではないかと
期待しています。

しかも、
会社のブログにアップしているため、
社外の誰でも読むことができて人の役に立てるし、
体外的にもFaber研究をしていることをアピールできます。

まだ全体の半分も終わっていませんが、
毎日コツコツと続けていくつもりです。

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