ムダのない英文と含蓄のある英文とのバランスをとる

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普段、私は仕事では分かりやすくムダのない英文を書こうと心掛けています。また、仕事で読む本(洋書)は、技術関連や法律関連などの、比較的「ひねり」の少ないテクニカル・イングリッシュやプレイン・イングリッシュで書かれているものが多いです(例えば、『3D印刷の現在、将来、そして英語』で取り上げた“3D PRINTING”)。分かりやすさやムダのなさは特に文章によるコミュニケーションにおいて重要な要素だと思います。しかし一方で、分かりやすさやムダのなさは深みや味わいを排除しているとも言え、これを追求した生活を送っていると、(これは私だけかも知れませんが)心が薄っぺらくなったような気分になることが時々あります。そんなときに、仕事とは関係のない本や記事を読み含蓄のある英語表現に触れると、心に染み渡るような豊かな気分になります。こういう意味での「良い英文」に時々触れることによって、普段の“Elements of Style”(ムダ排除の極北)のような生活とのバランスをとることも精神衛生上必要なのかも知れません。バランスをとるための心のビタミン剤とも言うべき英文素材として、私はThe New Yorker(http://www.newyorker.com/magazine)という雑誌を定期購読しています。以前はTIME誌を購読していましたが、書いてある内容が個人的に面白くなく楽しめないので止め、ここ数年はThe New Yorkerにしています。記事は決して読みやすくなく、じっくり時間をかけて味わいながら読むタイプの雑誌ですが、普段「モノ」をドライに描写することばかりしている身にとっては、人の心をユニークに描写されているのを見ると、非常に新鮮に感じます。

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