質問は択一形式又は多肢選択形式にする

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翻訳をしていると、原文の説明が分かりにくく感じることがよくあります。このようなとき、原文を最初から最後まで読めばどこかに理解へのヒントがあったりして原文の意図が類推できることもあれば、原文を最初から最後まで読んでもまったく理解できないこともあります。後者の場合、理解できないことは翻訳することができないので、クライアントに質問して原文の意図を確認するようにしています。

クライアントに質問するときに気をつけていることがあります。それは、昨年開いたセミナーでも言ったことですが、質問を択一形式又は多肢選択形式にすることです。択一形式とは、原文が2つの意味(A又はB)に解釈されるときに、原文で意図されているのはAですか?それともBですか?と質問することです。多肢選択形式とは、原文が3つ以上の意味に解釈されるときに、原文で意図されているのはこれらの選択肢のうちどれですか?と質問することです。どちらの形式も自分で選択肢を文章化するという作業が必要ですが、こうすることによって、担当者(忙しい人が多い)は、正しい選択肢を選ぶだけですみます。

これに対して、極力避けている質問形式として、オープンエンド形式(open-ended question)という形式があります。これは、例えば「これはどういう意味ですか?」のように、担当者に回答内容を丸投げする質問形式です。つまり、これは担当者に回答を一から作るという作業を強いる形式であり、これは結構な負担になることがあります。また、担当者のなかには、説明することが必ずしも上手ではない人がおり、オープンエンド形式の質問に対して自由に書かれた回答自体が理解しにくいことがあり、せっかく使命感をもって質問したにもかかわらず、質問する前よりも分からなくなってしまうことがあります。このようなことを避けるためにも、質問する際には択一形式又は多肢選択形式にしています。

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