特許翻訳での早い、安いというサービス

私の会社は、
特許分野の日英翻訳、
つまり日本語から英語への翻訳を
専門にしています。

日英翻訳を仕事にして
お金をもらっている以上、

英語ライティング力を
常に磨くことが
必要だと考えています。

ここで、
「必要だと考えています」
と書いたのは、

特に特許翻訳では、
日英翻訳で食べていくにあたって、
英語ライティング力を
常に磨く必要はない
という考え方もあるからです。

世の中には
いろいろなお客さんがいます。

品質の良いものを求める人がいる一方、
スピードと安さを重視する人もいます。

『全部で100ページある特許明細書を
3日で訳して欲しい。しかも安く。
その代わり、高い品質は求めない。』

このような依頼は、
うちの会社としては受けたくない
ものですが、
現に需要として存在します。

こんな需要にきちんと応えるのも、
1つの特許翻訳の商売の形かも知れません。

企業の大切な特許を守るために
非常に重要な役割を果たすのが
翻訳ですが、

他の商売と同様、
安さとスピードというサービスが
入り込む余地がないとは言えません。

この場合、
強い特許になるか、
世界に通用する英語か、
といった尺度は無視される
かもしれませんが。

ただ、
私の会社ではこのような方針は
採用していません。

お客さんが
海外で強い特許を取りたいと
考えたときに、

翻訳会社としてまずうちの会社が
思い浮かぶような、
そんな会社になるように、
英語ライティング力を磨く努力は
欠かしません。

但し、
安さとスピードという、
商売の基本とも言える方針も
考慮に入れて、

良いものを、
早く、
安く

提供できるよう
英語ライティング力と
同じぐらい努力する必要がある
と考えています。

「Schiphol」「Moet Et Chandon」の発音

オランダ・アムステルダムにある
スキポール空港に来ています。

パリからKLM航空を利用して帰国途中で、
KLM航空のハブ空港であるスキポール空港に
トランジットで滞在しています。

経路の案内が分かりやすく、
清潔で快適な空港という印象です。

それにしても、
「スキポール」はなかなかインパクトのある名前です。

Schipholと書きますが、
英語ではどう発音するのか知らなかったので、
調べてみたところ、

「スキポーゥ」と発音し、
「キ」にアクセントがあるようです。

下記で確認することができます。

このEmma SayingというYoutubeチャンネルは、
今さっき偶然見つけたんですが、
発音しにくい単語の実際の発音を
聞くことができる便利なチャンネルです。

スキポールの他にも、
シャンパンの「Moet Et Chandon」は
英語でこんなふうに発音します。

その他、NBA選手の名前も聞くことができます。

案外、うまく発音できないことが多い世界の国名も。

体の部位も聞けます。

コンピュータ関連語も。

トランジット待ちの時間に見るのに丁度いい、
なかなか便利なチャンネルを見つけました。

最後に、スキポール空港は、無料Wifiは速度が遅いのが難点です。

パリのうどん屋さん

パリ・オペラ座近くにある
ピラミッドという地区は、
多くの日本食レストランが営業しており、
日本の食材が手に入るスーパーマーケットもあります。

そのピラミッドにある
「さぬき屋」といううどん屋さんに立ち寄り、
うどんを食べてみました。
sanukiya

以前、ニューヨーク・マンハッタンの
和食屋さんを何軒か回ったところ、

提供されていた料理はお世辞にも美味しいと
いえる味ではなかったので、

海外にある日本食屋に懐疑的な印象を
抱いていました。

パリの和食の味はどうか、
試してみたくなって
さぬき屋さんの暖簾をくぐりました。

結果からいうと、
とても美味しいという感想をもちました。

美味しいというか、
日本のうどん屋さんで味わえる
うどんそのものがパリで再現されている印象です。

例えば、
のり巻きを海外展開するときに
海苔とご飯の位置を逆にして
海外の趣味趣向に合わせたりすることが
あると思います。

でも、
ここさぬき屋さんの場合は
そういうのではなくて、
日本人が安心して食べられるうどんを
出すという信念のようなものを感じました。

そしてすごく美味い。

これが受けているのかもしれません。
店内は日本人らしき客でいっぱいでした。

パリで働いていると思われる日本人客と
店員さんとの会話も聞こえてきました。

パリで日本人が納得するうどんを作るのは
材料確保など容易でないことがあると思います。

値段は物価の高いパリ価格で、
日本の倍ぐらいしますが、
現地の食べ物に飽きた日本人が駆け込みたいのが
分かるお店です。

さぬき屋
9 rue d’Argenteuil 75001 Paris
https://www.facebook.com/sanukiyaparis

パリ滞在

今パリに来ています。

今年2回目のパリ滞在で、
パリで弁護士をしている
日本人の方との交流が主な目的です。

パリは、ニューヨーク、京都と並んで
一番好きな街です。

いつもこちらに来て
観光をしたりショッピングをしたり
することはほとんどありません。

ただ街を歩くだけで楽しめます。

パリ市内・市街を歩きながら
歴史的な建造物を見たり、
現地の人を観察するのが好きです。

日本と違う風習や生活システムが
たくさんあり、
見ていてとても興味深く、
飽きることがありません。

今回もいくつもの発見がありました。

パリでは、
レンタル自転車システムが整備されています。
こんな自転車スタンドが街中にあります。
rental

電気自転車も普及しているようで、
こんな充電スタンドを見かけました。
dennki

ただ、ほとんどの通りが縦列駐車で
埋め尽くされています。

パリで暮らすには縦列駐車のテクニックが
必要かもしれません。
juuretu

パリの地下鉄風景です。
bench
ベンチのデザインがお洒落です。

地下鉄内では、
スリに気をつけるように
という旨の日本語アナウンスが流れます。

日本人の被害が多いのでしょうか。

パリの街を歩いていると、
不動産屋がたくさんあるのに気づきます。
必ず立ち止まって不動産情報をチェックするようにしています。

飲み物を買いにふと立ち寄った
ボン・マルシェという百貨店で、
日本展をやっていました。
lejapon

また、パリ市内のいくつもの書店で、
葛飾北斎のコーナーがありました。
hokusai

香港では、
家電製品や化粧品などで
多くの日本製品を見かけましたが、
パリではあまり見かけません。

北斎人気に見られるように、
日本は芸術的な側面で興味を
もたれているのかも知れません。

関西国際空港

image1

関西国際空港に来ています。

20代の時に、
通関関係の仕事をしていたことがあり、
1年程ここ関空で働いていました。

今でも一番よく利用する空港です。

関空は、アジアのハブ空港を
目指して1994年に開港しました。

ターミナルビルは、
イタリアの世界的建築家である
レンゾ・ピアノ氏による設計で、
流線形の屋根・天井が魅力的です。

外から見ると、
建物が地面と一体化しているような
素敵な印象を受けます。

建物は確かに素敵ですが、
規模感や活気から言うと、

シンガポール・チャンギ国際空港、
香港国際空港、
韓国の仁川空港
など、他国のライバル空港に見劣りする感があります。

先日行った香港国際空港では、
その広さ、乗り入れキャリアの多さ、
人種の多様性、活気の凄さに
驚かされました。

こういうのが本当のハブ空港と呼べるのだろうと。

海外からの利用者は、
滞在中に消費活動をするので、
利用者が多ければ多いほど
消費額が増えることが容易に想像できます。

日本でもこれから羽田や関空の利用者が増えて、
こんな喜ばしい状況になる可能性はあるでしょうか。

今、日本にカジノ特区を作る話が進んでいます。

場所はまだ決まっていませんが、
東京だとお台場周辺、関西だと大阪湾の舞洲に
誘致しようという動きがあるようです。

大阪では、地元のUSJやパチンコ業界が
強い興味を示しているという話も聞きます。

カジノの是非はともかく、
カジノができたら空港利用者が
増えるのは間違いありません。

空港をよく利用する者として、
カジノ計画の行方を注視しています。

 

人力翻訳の生きる道は「血の通った」翻訳

私はよく社員から、
社長から求められている基準が高い
と言われます。

例えば、
私が社員の翻訳をかなり厳しく
チェックしているからです。

他の翻訳会社では通用する
かもしれないような翻訳でも、
少しでも曖昧なところや
分かりにくいところがあれば、

書き直しをしてもらったり、
私が修正して、
なぜ書き直しが必要なのか、
修正したのかを説明しています。

なぜかというと、
経営者として人を預かった以上、
社員には、ずっと通用するスキルを
身につけてもらうのが
私の義務だと考えているからです。

最近では、
機械翻訳の性能がかなり良くなっている
と聞きます。

これからは、
翻訳は機械がやるもの、
という考えが一般的になり、

人間が翻訳をするのは、
特別な理由があるとき、
という時代になるかもしれません。

「特別な理由」とは何でしょうか?

1つ考えられるのは、
人間が翻訳した方が、
原文の背景や文脈を十分に汲み取った、
「血の通った」翻訳になることが多い
ことだと思います。

こんな翻訳を好む人が、
人による翻訳を希望して依頼する
ことになるかもしれません。

社員には
「血の通った」翻訳ができるように
なってもらいたいです。

これが、
人力翻訳の生き残っていける道
だと今は考えています。

朝の掃除

私は掃除が好きです。
朝の日課として、
部屋とトイレの掃除をしています。

なぜ朝掃除をしているかというと、
きれいな環境で気持よく過ごしたい
というのももちろんありますが、

一番の理由は、多くの経営者が、
朝の掃除は大切だと説いているからです。

しかし、
なぜ朝の掃除が大切なのか?
誰かが明確に説明しているのは
聞いたことがありませんでした。

私も深く考えず、ただ、
多くの成功者が推奨していることなので、
これに従えば成功できる確率も高くなる
だろうという単純な考えを持っていました。

しかし、遂に昨日、
朝の掃除と経済的な成功の関係について
1つの答えを得ることができました。

個人的にお世話になっている
実業家の加藤学さんがメールマガジンで
それを書いておられましたので、
引用させていただきます。

『掃除したから金が儲かるのではありません。

金の価値がある掃除をしたからには、その価値を最大化するために、死に物狂いで金に変えるのです。それが、掃除に対して真摯に向き合うという本当の意味です。』

他力本願的なスタンスではなく、
自分で何とかするというポジティブな考えに
非常に惹かれます。

「金の価値がある掃除」というのも、
徹底的に掃除をするという気合が伝わってきます。

私は加藤さんが創業された会社のオフィスに
お邪魔したことがありますが、
チリ一つ落ちていないような、
とても綺麗なオフィスです。

朝の掃除について、
かなり重要な答えを得ることができたことに感謝です。

加藤学さんのメールマガジン
「人生を愉しむために必要な、たった一つのことと、あと、499のこと。」
http://www.katomanabu.com/?page_id=982
500日間メールで届きます。

翻訳によって日本企業に品格を与える

特許翻訳の仕事をしていると、
調査のために
公開公報というものをよく見ます。

公開公報とは、
過去に特許出願されたり
特許になった出願の明細書が
一般公開されたもので、
誰でも見ることができます。

私の会社では明細書の英訳が
業務のメインなので、
英語で書かれた公報を
チェックすることが多いです。

英語の公報を見ていると、
日本企業が出願したものを頻繁に
目にします。

これは、
元は日本語で書かれた特許明細書を、
翻訳会社などが英訳したものです。

日本企業の英語公報のなかには、
とても残念な翻訳がされているものが
たくさんあります。

公報は、半永久的に残っていくものです。
自社の発明や特許が残念な英語で書かれていると、
企業イメージにも悪い影響を与えかねません。

こういう意味で、
翻訳会社の責任は大きいと思います。

日本企業は毎年多くの特許出願を
米国や欧州に出しています。

それだけ優れた技術が毎年生まれている
ということです。

しかし、
それを上手く英語で説明する力が
多くの日本の翻訳会社には欠けている
のではないかと不安視しています。

一方で、
日本企業の英語公報の中には
非常に上手い英語で書かれたものもあります。

元は日本語であったと思われる明細書を
こんなに上手い英文明細書にできるのか!

と背筋に電流が走るかのような衝撃に似た感動を
覚えることがあります。

これが強い特許かどうかは
また別問題ですが、

少なくとも、
公報がいい英語で書かれていると、
企業に良いイメージ・品格を与える
のは確かです。

最近では、
英語公報はGoogleで簡単に検索できるので、
一般の人が目にする機会は非常に多いと思います。

英語公報と企業イメージの関係は
ますます強くなってきています。

特許翻訳に英検1級もTOEIC900点以上も必要ない

翻訳会社をやっていると、
よく翻訳志望の方から相談を受けます。

一番多く受ける相談が、

-特許翻訳をするにはどのくらいの
必要が英語力か?

-英検1級ぐらい必要か?

-TOEIC900点以上ないとダメか?

といった英語力に関するものです。
私はいつも、こういう質問には
次のように答えています。

『中学から高校までの英語を完璧に
マスターするのがいいと思います。

それができたら、
英検1級もTOEIC900点以上も
必要ありません。』

私の知っている翻訳者は、
大体みんな英検1級を持っています。

でも、
英検1級取得者の全員が翻訳がうまい
わけではありません。

中には、
本当に英検1級を持っているのか?
と疑いたくなるような翻訳をする人もいます。

一方で、
英検1級はもとより、
英語系の資格をまったく持っていない人でも、
すごく翻訳がうまい人がいます。

つまり、

英検1級を持っている人の中には、
翻訳が上手い人とそうでない人がいて、

英検1級を持っていない人の中にも、
翻訳が上手い人とそうでない人がいる、

という事実があります。

英検1級を持っている人でも持っていない人でも、
翻訳が上手い人は、
中学から高校までの英語がしっかりしている
というのが私の印象です。

中学英語は基礎、
高校英語は高度な英語
というのでしょうか。

どちらも完璧というくらい
頭に入っていれば、
特許翻訳をするための英語力は
既に持っていると思います。

そして、
仕事という実戦を重ねながら
努力を続ける人は、
さらに英語力を磨き、

結果的に英検1級にも対応し得るか
それ以上の英語力を自ら培っていきます。

年金の掛け金は引退世代へのお礼

当社では、当たり前ですが
社員も私も社会保険に加入しています。

社会保険について、
最近よく不穏なニュースを耳にします。

例えば、
社会保険のうち、厚生年金は、
私の世代は支払った分の元が取れず、
逆に損をすることが予想されると。

ある大学教授が行った
シミュレーションによると、

厚生年金を支払った額よりも多い年金を
将来もらうことができるのは、
現在55歳以上の人までで、

50歳以下の人は軒並み損をする上、
損をする額は年代が若くなるにつれ大きくなり、

現在20代の人は2000万円以上の損をする
という試算が出ているそうです。

この試算が正しくないことを
望みたいところですが、

私たち世代は、これが正しいと仮定して
生きていく必要があると思います。

Hope for the best, prepare for the worst.

という言葉がありますが、この言葉に倣って、
私は損をすること前提で
年金の掛け金を払っている、と考えています。

そもそも、「損」という考え方が
よくないのかもしれません。

日本の年金制度は、
「賦課方式」というものになっており、

私たちが毎月支払う掛け金は
そのまますぐに現在の引退世代の年金として
使われています。

私は、毎月の掛け金を
日本を現在の先進国へと発展させてくれた
現在の引退世代へのお礼と考え、

決して「損」というは考えは持たないように
しています。

そして、
将来の自分が引退世代になったときは
国の世話にはならず、

自分で何とかしていく覚悟で
今からいろいろな準備を始めています。