“means for”以外で§112¶6(§112(f))が適用される可能性のある用語 ~Mechanism~


“Supplementary Examination Guidelines for Determining Compliance with 35 U.S.C. §112 and for Treatment of Related Issues in Patent Applications” (Feb. 9, 2011)

II. EXAMPLES OF CLAIM TERMS OTHER THAN “MEANS FOR” THAT MAY INVOKE 35 U.S.C. § 112, ¶6

Greenberg v. Ethicon Endo-Surgery, Inc. (Fed. Cir. 1996)
U.S. Patent No. 4,674,501(501特許)

501特許のクレーム1において争点となった部分:

. . . , a radially enlarged wheel on said sleeve and said wheel and said one handle having a cooperating detent mechanism defining the conjoint rotation of said shafts in predetermined intervals, . . .

争点:

“detent mechanism defining the conjoint rotation of said shafts in predetermined intervals”というクレーム限定は35 U.S.C. §112¶6が適用されるか?

分析:

“detent mechanism defining the conjoint rotation of said shafts in predetermined intervals”において、§112¶6の適用に直接的につながる表現である、“means for”は使用されていない。その代わりに“mechanism”が使用され、これが“detent”で修飾されている。“detent”は、機能的な意味と構造的な意味の両方をもつ。クレームにおいて、機能的表現で表されている用語のみをもって§112¶6を適用することはできない。その用語をクレームにおける文脈で解釈し、且つ明細書と照らし合わせて解釈することにより、具体的な構造が記載されているかどうかを判断する。具体的には、修飾語“detent”はこの例においては構造的意味を有する。多くの装置は、その名前と機能が同一となっている。本件の“detent mechanism”がそれにあたる。クレーム作成者は、機能的意味ではなく構造的意味を意図して“detent mechanism”を使用している。なぜなら、“detent mechanism”の後に、その構造的な定義を記載しているからである。また、クレーム作成者は、“detent mechanism”の機能的な説明を行っていない。したがって、“detent”は“mechanism”の構造的な修飾語であるため、“detent mechanism”は§112¶6に基づく扱いを受けない。

結論:

§112¶6は適用されない。


カテゴリ: 日英知財研究

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