“means for”以外で§112¶6(§112(f))が適用される可能性のある用語 ~colorant selection mechanism for receiving~


“Supplementary Examination Guidelines for Determining Compliance with 35 U.S.C. §112 and for Treatment of Related Issues in Patent Applications” (Feb. 9, 2011)

II. EXAMPLES OF CLAIM TERMS OTHER THAN “MEANS FOR” THAT MAY INVOKE 35 U.S.C. § 112, ¶6

MIT v. Abacus Software (Fed. Cir. 2006)

代表的なクレームの一部:

c. colorant selection mechanism for receiving said modified appearance signals and for selecting corresponding reproduction signals representing values of said reproduction colorants to produce in said medium a colorimetrically-matched reproduction.

United States Patent 4500919 (http://www.freepatentsonline.com/4500919.html)

争点:

“colorant selection mechanism for receiving”というクレーム限定は§112¶6が適用されるか?

分析:

このクレームにおいて、§112¶6の適用に直接的につながる表現である、“means for”は使用されていない。その代わりに、非構造的表現である“mechanism”が使用され、これが非構造的表現である“colorant selection”で修飾されている。“colorant selection”は明細書において構造物とは定義されておらず、構造物を示唆する辞書定義もなく、また当該技術分野において構造的な意味をもたない。非構造的表現“mechanism”の直後には機能的表現である“for receiving”が続いている。したがって、“means for”は使用されていないものの、“colorant selection mechanism for receiving”は§112¶6を想起させるため、§112¶6に基いた扱いを受ける。“mechanism”、“means”、“element”、“device”は、ミーンズ・プラス・ファンクションとしての扱いを回避するに足る十分な構造を表さない。本件において“mechanism”は“means”と同義である。

結論:

§112¶6が適用される。


カテゴリ: 日英知財研究

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