日英知財研究

クレームに対する112条第2パラグラフの要件


IV. 112条に基づく出願の評価

A. クレームの発明が112条第2パラグラフの要件を満たすか否かの判断

112条の第2パラグラフは、2つの要件を規定している:(A)クレームは、出願人が発明と考える主題を示すものである、及び(B)クレームは、発明を具体的に指摘し、発明を明確に示すものである。提出された出願以外の証拠書類などで、クレームに記載された内容と出願人が発明と考えている内容とが異なる、と出願人が主張していることが示された場合、その出願は112条第2パラグラフの第1要件を満たさないことになる(MPEP§2171§2172.01を参照)。

<ポイント>

・    クレームの発明は、112条第2パラグラフに記載してある2つの要件(A)及び(B)を満たさなければならない。

・    要件(A)は、出願人が発明と考える内容をクレームに記載しなければならない、ということである。

・    日本特許法の“特許請求の範囲には、…各請求項ごとに特許出願人が特許を受けようとする発明を特定するために必要と認める事項のすべてを記載しなければならない”(36条5項)がこの要件(A)に対応する、と考えられる。

・    日本特許法の“特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載したものであること”(36条6項1号)及び“特許を受けようとする発明が明確であること”(36条6項2号)がこの要件(B)に対応する、と考えられる。


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