日英知財研究

101条で規定する発明のまとめ


”2105特許性のある主題―生物的主題[R-9]”の続き4

A review of the Court statements above as well as the whole Chakrabarty opinion reveals:

  • (A) That the Court did not limit its decision to genetically engineered living organisms;
  • (B) The Court enunciated a very broad interpretation of “manufacture” and “composition of matter” in 35 U.S.C. 101 (Note esp. quotes 1, 2, and 3 above);
  • (C) The Court set forth several tests for weighing whether patentable subject matter under 35 U.S.C. 101 is present, stating (in quote 7 above) that:

Chakrabarty 事件での見解と同様に、連邦議会による上記の判断は、以下の様な内容を示している:

・(A)連邦議会は、遺伝子工学による生成物に対し、限定した解釈を示すことがなかった。

・(B)連邦議会は、101条に基づく“manufacture生産物”及び“composition of matter組成物”に対し、広い解釈を表明していた(上記の1、2及び3を特に参照)。

・(C)連邦議会は、101条に基づく特許性のある主題が存在するか否かを決定するための方法を複数定めていた(上記の7を参照):

The relevant distinction was not between living and inanimate things but between products of nature, whether living or not, and human-made inventions.

生物関連物と非生物関連物との間に明確な相違は存在しないが、生物・非生物を問わず、天然物と人工的な発明との間には明確な相違が存在する

The tests set forth by the Court are (note especially the italicized portions):

  • (A) “The laws of nature, physical phenomena and abstract ideas” are not patentable subject matter.
  • (B) A “nonnaturally occurring manufacture or composition of matter — a product of human ingenuity —having a distinctive name, character, [and] use” is patentable subject matter.
  • (C) “[A] new mineral discovered in the earth or a new plant found in the wild is not patentable subject matter. Likewise, Einstein could not patent his celebrated E=mc2; nor could Newton have patented the law of gravity. Such discoveries are ‘manifestations of… nature, free to all men and reserved exclusively to none.’”
  • (D) “[T]he production of articles for use from raw materials prepared by giving to these materials new forms, qualities, properties, or combinations whether by hand labor or by machinery” [emphasis added] is a “manufacture” under 35 U.S.C. 101.

連邦議会が設定した判断方法は、以下の様なものである(下線部分を特に参照):

・ (A)自然法則、物理的現象、及び抽象的なアイデアは、特許性を有する主題ではない

・ (B)“自然には生じないような生産物または組成物―つまり、特別な名称、特徴、用途がある人間の創作活動による生成物”は特許性を有する主題である

・ (C)“地下で発見された新たな鉱山や、新たに発見された野生の植物などは、特許性を有する主題ではない。同様に、アインシュタインが発見した法則E=mc2に対し、アインシュタインは特許を受けることができない。また、万有引力の法則に対し、ニュートンは特許を受けることができない。そのような発見は、自然…を表しているに過ぎず、人に対して制限を加えるべきものではない”

・ (D) “準備した原材料に、新たな形状、品質、特性、またはそれらの他の組み合わせを手作業または機械作業で与えることにより生産した生産物”は、101条で規定する“manufacture”と解釈される

<ポイント>

・ これまで述べてきた発明として保護すべき主題に関する総括規定となっている。

・ 生物関連か否かとは関係なく、人間の創作が加わり天然に存在しないものが出来た場合には、発明として保護すべき主題に該当する。

・ 日本の特許法でも、“この法律で「発明」とは、自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のものをいう”(2条1項)となっており、生物関連か否かとは無関係である。

 


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