日英知財研究

人体は保護対象でない


”2105特許性のある主題―生物的主題[R-9]”の続き6

The legislative history of the AIA includes the following statement, which sheds light on the meaning of this provision:

AIAの立法経緯には以下の声明が含まれており、この条項の意味について光を投じている:

[T]he U.S. Patent Office has already issued patents on genes, stems cells, animals with human genes, and a host of non-biologic products used by humans, but it has not issued patents on claims directed to human organisms, including human embryos and fetuses. My amendment would not affect the former, but would simply affirm the latter.

米国特許庁は既に、遺伝子、幹細胞、人間の遺伝子を有する動物、及び人間に使用される非生物学的製品のホストに対して特許を与えてきた。しかしながら、人間の胚と胎児とを含むような人体に関するクレームに対しては、特許が与えられていない。今回の補正は、前者(遺伝子等に特許を与えること)について変更を加えるものではなく、単に後者(人体に関するクレームに特許を与えないこと)について確認するものである。

157 Cong. Rec. E1177-04 (testimony of Representative Dave Weldon previously presented in connection with the Consolidated Appropriations Act, 2004, Pub. L. No. 108-199, ‘ 634, 118 Stat. 3, 101, and later resubmitted with regard to the AIA; see 149 Cong. Rec. E2417-01). Thus, section 33(a) of the AIA codifies existing Office policy that human organisms are not patent-eligible subject matter.

157 Cong. Rec. E1177-04(Consolidated Appropriations Act, 2004, Pub. L. No. 108-199, ‘ 634, 118 Stat. 3, 101につながり、AIAに対する再発行となるDave Weldon代表の証言;149 Cong. Rec. E2417-01参照)。したがって、人体が特許性のある主題にならないとする声明が存在することを、AIAのセクション33(a)は成文化している。

<ポイント>

・ 人体に関するクレームは、特許法の保護対象外となる。

・ 日本においても、人体自体は特許法の保護対象外となる。また、人を治療するような方法も特許法の保護対象外となる。しかし、診断を補助するための人体のデータ収集方法であれば、特許法の保護対象となり得る(「産業上利用することができる発明」及び「医薬発明」の審査基準改訂について)。


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