日英知財研究

保護対象としてのウェート


2106 Patent Subject Matter Eligibility [R-9]の続き28

(b) The degree to which the recited article is particular; i.e., can be specifically identified (not any and all articles). A transformation applied to a generically recited article would weigh against eligibility.

 (c) The nature of the transformation in terms of the type or extent of change in state or thing, for instance by having a different function or use, which would weigh toward eligibility, compared to merely having a different location, which would weigh against eligibility.

(b)記載された物質に対する具体性の程度;つまり、その物質が具体的に特定され得る程度(すべての物質について特定できる必要はない)。一般的に表現されている物質の変換であった場合には、特許法の保護対象としてのウェートが高くない。

(c)状態や事物における変化のタイプまたは程度という意味における変換の本質。例えば、異なる機能や用途を有することによって生じる変化。そのような変換が見られた場合、単に位置が異なるなどという特許法の保護対象としてウェートが低い事項と比較し、ウェートが高くなる。

<ポイント>

・ 頭の中の想像だけで実行できる方法の範囲を超え、現実世界で実際に実行できる方法とするために、方法クレームを現実世界に引き戻す必要がある。現実に存在する物質を明記する対応や事物の性質変換を明記する対応は、その引き戻しに対し有利に働く。

・ 方法クレーム中に記載の物質全てに対して明記することは必ずしも必要ではない、ということに注意する。方法クレームの権利範囲を限定しすぎないようにするため、審査官の傾向をつかみながら最小限の明記に留めた方が、出願人としては有利であると思われる。


コメントは受け付けていません。

PAGE TOP