日英知財研究

自然法則の利用III


2106 Patent Subject Matter Eligibility [R-9]の続き32

(b) Whether the claimed method recites an application of a law of nature solely involving subjective determinations; e.g., ways to think about the law of nature. Application of a law of nature to a particular way of thinking about, or reacting to, a law of nature would weigh against eligibility. See The Telephone Cases, 126 U.S. at 210 (stating “[counsel for defendant] argued, that in all the cases upholding a claim for a process, the process was one capable of being sensually perceived, verified and proved by oath — not as a matter of opinion, but as a matter of fact.”), id. at 211 (discussing Tilghman v. Proctor, 102 U.S. 707 (1880) (“[t]here was a process, all of which lay within ordinary means of observation and verification.”).

(b)主観的な判断のみ、例えば、自然法則の考え方のみ、を含むような自然法則の利用について、クレームの方法が記載してあるか否か。自然法則に対するある特定の考え方または反応に対して自然法則を利用している場合、特許法の保護対象としてウェートが低い。The Telephone Cases, 126 U.S. at 210を参照(“[被告への勧告]処理に対するクレームが関与する全ての場合を考慮すると、その処理は、感覚的に感知され得るものであり、宣誓によって証明されるものであり、見解上の問題ではなく、事実的な問題である”と述べられている)。The Telephone Cases,126 U.S. at 211(Tilghman v. Proctor, 102 U.S. 707 (1880)について議論している。“処理が存在し、その処理全てが、観察および検証の一般的な手段の域を超えていない”)を参照。

<ポイント>

・ 例えば明細書中に、万有引力の法則を利用し、エレベータで物を下に運ぶような方法が記載してある。しかし、物を下に運ぶ装置はエレベータでなくてもよいのではないかと考えた。、権利範囲を広くしようと企て、クレームではエレベータという装置を明記せず、たとえば“物を下に運ぶ方法”とのみ記載しておいた。この場合、自然法則の考え方のみを含むような自然法則の利用についてクレームの方法が記載してあると判断されて、特許法の保護対象ではない、と判断されるかもしれない。


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