日英知財研究

名目上の貢献に過ぎない限定


2106 Patent Subject Matter Eligibility [R-9]の続き33

(c) Whether its involvement is extrasolution activity or a field-of-use, i.e., the extent to which (or how) the application imposes meaningful limits on the execution of the claimed method steps. An application of the law of nature that contributes only nominally or insignificantly to the execution of the claimed method (e.g., in a data gathering step or in a field-of-use limitation) would weigh against eligibility.

(c)その含まれている内容が更なる解決活動であるか利用分野であるか、つまり、クレームされた方法ステップの実施に対して、その利用が意味のある限定を行っている程度について。クレームされた方法の実施に対して、単なる名目上の貢献をしている場合、またはあまり重要な貢献をしていない場合(例えば、データ収集ステップ又は利用分野の限定)、その自然法則の利用は、特許法の保護対象としてウェートが低い。

<ポイント>

・ クレームに更なる限定が加えられていた場合であっても、その限定が単なる名目上の貢献であれば、クレームを特許法の保護対象する限定にならない。

・ 例えば明細書中に、万有引力の法則を利用し、エレベータで物を下に運ぶような方法が記載してある。しかしクレームでは、エレベータという装置を明記せずに“物を下に運ぶ方法”とのみ記載し、特許法の保護対象ではないと判断された。判断を覆すべくこの状況で「物を準備するステップ」又は「この方法は荷物の運搬分野に利用される」などの限定を加えても、その限定が単なる名目上の貢献にすぎないと判断されて、クレームの主題が特許法の保護対象ではない、と判断されるかもしれない。


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