日英知財研究

他の分野に対する概念の先取り


2106 Patent Subject Matter Eligibility [R-9]の続き34

(d) Whether a general concept (which could also be recognized in such terms as a principle, theory, plan or scheme) is involved in executing the steps of the method

The presence of such a general concept can be a clue that the claim is drawn to an abstract idea. Where a general concept is present, the following factors are relevant:

(a) The extent to which use of the concept, as expressed in the method, would preempt its use in other fields; i.e., that the claim would effectively grant a monopoly over the concept. Bilski v. Kappos, 561 U.S. ___, ___, 130 S. Ct. 3218, 3231, 95 USPQ2d 1001, ___ (2010).

(d)一般的な概念(原理、理論、計画、スキーム等の用語で認識されるような概念)が方法のステップ実行に含まれているか否か。

そのような一般的な概念の存在は、抽象的なアイデアであるとしてクレームを取り下げる十分な理由となる。以下の要素と関連する場合、一般的な概念が存在することになる:

(a)方法として表現されているが、その概念使用が他の分野におけるその概念の使用の先取りとなってしまう程度;つまり、クレームが概念に対して独占権を付与する事態になっている程度。Bilski v. Kappos, 561 U.S. ___, ___, 130 S. Ct. 3218, 3231, 95 USPQ2d 1001, ___ (2010)。

<ポイント>

・ たとえば、飛行機を用いた空輸分野において、飛行機で物を運ぶ新しい方法を発明した。明細書中には飛行機で物を運ぶ新しい方法の具体的な内容が明記してあるが、クレームには飛行機等が明記されておらず、たとえば“物を一地点から他地点に運ぶ方法”とのみ記載してあった。この場合、飛行機を用いた空輸分野だけでなく、トラック又は船を用いた運搬分野にも権利範囲が及ぶことになり、ひいてはヒトが単に荷物を運ぶことも特許権の侵害となる可能性もある。そこで、このようなクレームの主題は特許法の保護対象にならない、と判断されるかもしれない。


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