日英知財研究

広いクレーム・・・


2106 Patent Subject Matter Eligibility [R-9]の続き35

(b) The extent to which the claim is so abstract and sweeping as to cover both known and unknown uses of the concept, and be performed through any existing or future-devised machinery, or even without any apparatus. Gottschalk v. Benson, 409 U.S. 63, 68, 175 USPQ 673, ___ (1972) (stating “[h]ere the process’ claim is so abstract and sweeping as to cover both known and unknown uses of the BCD to pure binary conversion. The end use may (1) vary from the operation of a train to verification of drivers’ licenses to researching the law books for precedents and (2) be performed through any existing machinery or future-devised machinery or without any apparatus”).

(b)クレームが非常に抽象的で、その概念に対する公知および非公知の使用をも包含し、現存する又は将来作られる全ての装置に影響を及ぼし、又は全く装置なしでも影響を及ぼし得るようなクレームの程度。Gottschalk v. Benson, 409 U.S. 63, 68, 175 USPQ 673, ___ (1972)(“ここで、処理クレームは非常に抽象的で、BCDに対する公知および非公知の使用を包含しており、純粋なバイナリー変換をも包含している。最終的な使用では、(1)電車における運転手のライセンス検証操作から、手続きにおける法律書物の検索へと異なってしまうかもしれない、また、(2)現存する全ての装置または将来生じる全ての装置を介して実行されるかもしれないし、全く装置なしで実行されるかもしれない”)。

<ポイント>

・ たとえば明細書中に、電車における運転手のライセンス検証操作に関する新しい方法について明記した。具体的には、運転手が有するライセンスに記載されたコードと記憶部に記憶したコード情報とを比較して検証操作を行う方法を明記した。しかしクレームには、運転手やライセンス等が明記されておらず、たとえば“コード情報と記録情報と比較する方法”とのみ記載してあった。この場合、電車における運転手のライセンス検証操作に関する方法だけでなく、手続きにおける法律書物の検索にも権利範囲が及ぶことになり、ひいては全く装置なしでヒトの頭の中だけで完結される精神活動にも権利の効力が及ぶ可能性もある。そこで、このようなクレームの主題は特許法の保護対象にならない、と判断されるかもしれない。


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