日英知財研究

独立クレーム?従属クレーム?


以下の様な内容の日本語クレーム1及び2があったと想定する。

クレーム1.AとBとCとを備えるモータ。

クレーム2.クレーム1に記載のモータとDとを備える車両。

このクレームを翻訳すると、以下の様な翻訳文が一例として考えられる。

1.  A motor comprising: A; B and C.

2.  A vehicle comprising: the motor according to claim 1; and D.

しかしながらこのまま米国に出願した場合、オフィスアクションで審査官によりCFR1.75(c)等が指摘され、クレーム2の修正を促される場合がある。なぜなら米国では、独立クレーム数により費用が異なるように設定させているのだが(CFR1.16(j)クレーム2は一見クレーム1を引用した従属クレームのようでいて、実質的には独立クレームであり、現状のままでは安価な費用で手続き可能となり得るからである。

では、そのような指摘を受けないためにはどうしたらよいか。以下の様に書き直す対応が一例として考えられる。

2. A vehicle comprising: the motor according to claim 1 a motor comprising A, B and C; and D.

指摘を受けると登録に要する時間・応答費用が更にかさむ結果にもなり得るが、予めこのような対応をしておくことにより、経費等の削減を図り得る。


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