コラム特許翻訳

コラム特許翻訳 ジェームズ・バーロー/特許出願における英語翻訳文をより良いものにするために 特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル

コラム特許翻訳:「短文」化のためのアイデア①:「~しているため」をsinceを使わずに訳す

2023/6/12  

原文が長くても、訳文は短くしていい 日本語明細書は,1つの文章が非常に長いことで知られています。そして,これを英訳した文章も非常に長くなることが多く,審査官にとって日英翻訳は読みにくいという印象を与え ...

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respectiveとeachに関する判例:Accent Packaging, Inc. v. Leggett & Platt, Inc., 707 F.3d 1318 (Fed. Cir. 2013)

2021/10/14  

英文特許クレームにおいて、複数の類似の要素があり、それぞれが別々の類似の要素に対応しているとき、この対応関係をrespectiveやeachなどを使って表現するという手法があります。 以下のクレームを ...

コラム特許翻訳 特許図面 特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル

コラム特許翻訳:図面に関する英文②~view ofとillustratingを組み合わせる~

2022/1/7  

今回は,前回「図面に関する英文①」の続きとして,図面の説明に関する,前回より複雑な原文を英訳する際に便利な表現パターンをご紹介します。 例えば,次のような日本語原文があるとします。   図2は,キャッ ...

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日英対訳:特許明細書の見出し~日本特許庁による英訳~

2021/8/21  

日本特許庁は、「1. 国際出願に必要な書類」という冊子を公開しており、そのなかに明細書を英訳した例が記載されています。 以下、この英訳例に含まれている主要な見出しの英訳を日英対訳形式で抜粋します。 & ...

コラム特許翻訳 特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル

「判定する」の「判定」は「判定結果」の先行詞とはならない

2023/6/12  

日本語明細書には、方法クレームなどにおいて「判定」という表現が使用されることがあります。次のような日本語クレームを例にして、「判定」にまつわる英語表現の注意点について見ていきます。   コーヒーとエス ...

コラム特許翻訳

コラム特許翻訳:"Configured To"について

2021/7/9  

装置クレーム(apparatus claim)において構成要素が行う作用を記載するにあたり、歴史的に現在分詞が使用されてきた(例:"displaying")。 この場合、特許侵害で訴えられた者がとる反 ...

コラム特許翻訳 特許図面 特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル

コラム特許翻訳:図面に関する英文①~whenを不用意に使わない~

2022/1/7  

特許明細書には,分野によっては図面について説明した文章(どのような図面かを説明した文章)が頻出します。今回は,そのような文章を英訳する際の注意点について見ていきます。 例えば,次のような日本語原文があ ...

The Elements of Style コラム特許翻訳

コラム特許翻訳:"at least one of"の通常とは異なる解釈について~Superguide Corp. v. DirecTV Enters., Inc. (Fed. Cir. 2004)~

2022/1/7  

特許クレームにおいて、"at least one of"を使った表現"at least one of A, B, and C"は、通常、「Aのみ」「Bのみ」「Cのみ」「AとB」「AとC」「BとC」また ...

The Chicago Manual of Style~シカゴ・マニュアル~ コラム特許翻訳

コラム特許翻訳:ハイフン~名詞前の形容詞句をハイフンでつなぐ際の基本ルール~

2022/8/3  

  英文において、名詞前の形容詞が複数の語からなる場合※1、それら複数の語をハイフン※2で適切につないで誤解を避けるという手法があります。 形容詞句をハイフンでつなぐ際の基本ルールと例外につ ...

コラム特許翻訳 特許図面

コラム特許翻訳:断面を示す線「II-II」の「II」を対応する図面番号にする~37 CFR 1.84(h)(3)~

2022/1/2  

  特許図面において、断面を示す線として「II-II」といった目印を記載した上で、別の図面にII-II線に沿って切断した面を示すということが行われています。 37 CFR 1.84(h)(3 ...

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