図面を参照しやすくするための工夫


特許明細書には、多くの場合図面が添付されています。

当然のことですが、図面が添付されている明細書を翻訳する際、必ず図面を参照しながら翻訳にあたる必要があります。

例えば、原文の「図5に示すように、」を訳す際、ただ”as illustrated in FIG. 5,”と訳すだけではなく、実際に図5を目で確認しながらその先の原文を読み進め、説明されている構造などを理解しながら翻訳します。

このように、原文と図面とを突き合わせながら翻訳することで原文の理解が深まり、より良い翻訳に繋がります。

ここで障壁になってくるのが、該当する図面を見るという行為が意外と容易ではない(面倒くさい)ということです。

例えば、図面をすべてプリントアウトしてホッチキスで1つにまとめ、1枚ずつめくりながら該当する図面を探すという一般的な確認方法があります。

この「めくる」という作業が翻訳者にとってなかなかの重労働になることがあります。

あるいは、データ化された図面上でスクロールなどをしながら該当する図面までたどり着くという方法もあります。

この場合、スクロールという手の動きが意外と負担になることがあります。

また、明細書によっては複数の図面を一度に見ないと理解しづらいこともあります。

これらの負担をなくすために、私の会社では翻訳者一人一人が1~2枚のホワイトボードを専有し、翻訳中の図面をプリントアウトしてホワイトボードにすべて貼るようにしています。

その様子を写したものが次の写真です。

こうすることによって、頭や目を動かすという非常に簡単な作業で該当する図面を確認することができます。

極めてアナログな工夫ですが、大変役に立っています。


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