citation of a case

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判例名の表記方法。米国では、判例名の表記に対して厳密に決められたルールがあり、このルールにしたがって判例名を表記する必要がある。このルールを詳細に解説したテキストとして、The Bluebook: A Uniform System of Citationが広く参照されている。以下の2例参照(The Bluebookより引用)。

【例1】米国最高裁判所の判例名を表記する例

Meritor Sav. Bank・v.・Vinson,・477・U.S.・57,・60・(1986).

(1)上記例中の「・」はシングルスペースを表す。
(2)「Meritor Sav. Bank」の場所にfirst partyを記載する。
(3)「Vinson」の場所にsecond partyを記載する。
(4)「U.S.」は最高裁判所の判例集(U.S. Reports)の略語。
(5)「477」はU.S. Reportsの巻番号を表す。
(6)「57」はU.S. Reportsにおいて当該判例が始まるページ番号を表す。
(7)「60」は参照した内容が記載されているU.S. Reportsにおける具体的なページ番号を表す。
(8)「(1986)」は判決が出た西暦年を表す。最高裁判所の場合は、次の「4th Cir.」のような裁判所名は記入しない(「U.S.」という判例集名から最高裁判所の判例であることが明らかだから)。

【例2】第4巡回区控訴裁判所(U.S. Court of Appeals for the Fourth Circuit)の判例名(のちに最高裁で破棄された判例名)を表記する例

United States v. MacDonald,・531・F.2d・196,・199-200・(4th Cir. 1976)・(resting review of the dispositive issue on the principle of judicial economy),・rev’d,・435・U.S.・850・(1978).

(1)上記例中の「・」はシングルスペースを表す。
(2)「United States v. MacDonald」は当事者を表す。
(3)「F.2d」は控訴裁判所の判例集(Federal Reporter)の第2シリーズを表す。
(4)「531」はFederal Reporter第2シリーズの巻番号を表す。
(5)「196」はFederal Reporter第2シリーズにおいて当該判例が始まるページ番号を表す。
(6)「199-200」は参照した内容が記載されているFederal Reporter第2シリーズにおける具体的なページ番号を表す。
(7)「4th Cir.」は控訴裁判所名(第4巡回区控訴裁判所)を表す。
(8)「1976」は判決が出た西暦年を表す。
(9) restingで始まる括弧内の記載は、4th Cir.の判決内容を表す。
(10)「rev’d」は最高裁の判決を表す。
(11)「435 U.S. 850 (1978)」は最高裁の情報を表す(1978年に出た最高裁判決で、U.S. Reports第435巻の850ページに記載されている)。

上記のように正式な判例名を記載したあとは、次のように短縮形で記載することができる。

MacDonald,・531・F.2d・at・197.

(12)「MacDonald」の場所に、政府以外の当事者を記載する。イタリック体にする。
(13)「at」は、ページ番号が次にくることを表す。
(14)「197」は、参照した内容が記載されているFederal Reporter第2シリーズにおける具体的なページ番号を表す。

Columbia Law Review Association, Harvard Law Review Association, University of Pennsylvania Law Review, Yale Law Journal, ed. The Bluebook: A Uniform System of Citation, 20th ed., Harvard Law Review Association, 2016, 560p.

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