日英特許翻訳の重要ポイントが簡潔にまとめられた秀逸な記事をご紹介します。
ご紹介するのは、日本弁理士会が発行している「パテント」誌にかつて掲載された『特許出願における英語翻訳文をより良いものにするために』という記事です。
著者であり米国特許弁護士であるジェームズ・バーロー氏は、米国特許庁の元審査官で、日本で約3年にわたり特許出願の英語翻訳文を校正したご経験があります。
この経験を通して氏が気づいた英語翻訳文の問題点とその解決案が示されているのが上記記事です。
20年近く前の記事(「パテント」誌1998年4月号)ですが、その内容の素晴らしさは今も変わることはなく、特許翻訳者や特許実務家のための一級品のテキストだと個人的に思っています。
しかし、掲載から20年近くが経ち、記事の入手が難しくなっていました。
そこで、この度、関係各所の承諾を得て、記事を当社のホームページに掲載し、誰でも簡単にアクセスできるようにしました。
原文である英文と日本語訳の両方を閲覧できるようになっています。
今回、記事を当社のホームページに掲載できたことで、誰でも好きなだけ読むことができるようになりました。
20年近く前に書かれたものとは思えないほど、ここで提起されている問題は今でも現実の問題として感じられるのではないでしょうか。
今回の取り組みが皆さまのお役に立てば幸いです。