否定的限定。ある構成を「~である」(what it is)ではなく「~ではない」(what it is not)という否定によって表現した限定のことをいい、"free from"(~がない)や"incapable of"(~する能力がない)、“not in excess of 10%"(10%を超えない)などがその例。
否定的限定は不適切とみなされていた時期があったものの、現在では、次のように原則として使用が認められている(MPEP 2173.05(i))。
The current view of the courts is that there is nothing inherently ambiguous or uncertain about a negative limitation. So long as the boundaries of the patent protection sought are set forth definitely, albeit negatively, the claim complies with the requirements of 35 U.S.C. 112(b) or pre-AIA 35 U.S.C. 112, second paragraph.
「裁判所の現在の見解では、否定的限定にはその本質として不明確または不確かな要素はない。否定的限定であったとしても、求める特許保護の範囲が明確である限り、112条(b)項または112条第2段落の要件は満たされる。」