quid pro quo
クイド・プロ・クオ。ラテン語で「交換条件」「対価」を意味する。発明者は、特許を取得する代償としてその発明を完全に一般公開することが求められる。このように開示することを、特許による保護に対するクイド・プロ・クオという。
“Quid pro quo” means “this for that.” It is a phrase used to indicate that something is given in exchange for something else. In the case of patents, the exchange is that you disclose to the patent office, and therefore to the public, the great invention that you have made or are working on. In return, the government will give you a limited monopoly on your invention, for about 20 years, to keep competitors at bay.
https://gohighbrow.com/what-is-a-patent/
特許以外の文脈では、利益供与を受けるためのわいろの意味でも使われる。
クリントン大統領が退任の直前に、(脱税、詐欺など50余りの容疑についての起訴を免れるために)17年前にスイスに逃れた実業家Marc Richに恩赦(*pardon)を与えた.これは、マーク・リッチの前婦人であったDenise Richがクリントンに寄付した多額の金、特に大統領記念図書館設立費用の一部45万ドルの見返りではないかと疑われ、ニューヨークの連邦検事が2001年2月中旬に調査を開始した.それを報じたThe New York Timesの見出しには"U.S. Attorney Seeks Evidence of Quid Pro Quo"とあったし、2月17日にインターネットで発表したクリントン自身の弁明にも"There was absolutely no quid pro quo."という言葉が使われていた.
「英米法律情報辞典」(飛田茂雄、研究社、2002年、p.398)