コラム特許翻訳:「短文」化のためのアイデア②~直前の文章をパラフレーズする~

日本語明細書を英訳するにあたり,原文が長く,そのまま英訳すると英文も長くなり読みにくくなると思われる場合,原文を複数文に分けてから英訳する,いわゆる「短文」化が推奨されています。今回は,前回に続き「短文」化の具体的な方法について見ていきます。

前回は,「~しているため,…することができる」という日本語の1文を「~している」「これにより,…することができる」の2文に便宜上分け,これらをそれぞれ英訳することにより,1文の原文に対して2文の英訳文を作りました。

具体的には,「~している」を1文で英訳し,次に「これにより,」をThis configurationとし,「…することができる」をThis configurationが主語となるようにした別の英文1文を作成しました。

パラフレーズとは?

「短文」化を行うにあたり,このように直前の英文の内容をThis configurationで受けるという方法のほかに,直前の英文の内容をパラフレーズすることにより次の英文を書き始めるという方法もあります。

この続きは、『特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル』にてお読みになれます。

 

 

 

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