WIPO標準に基づく米国特許文書の表記方法~MPEP 901.04(a)~

USPTOは、MPEP 901.04(a)([R-08.2017])において、USPTOが発行する特許文書をWIPO標準に従って表記することを推奨しています。

具体的には、特許文書を次の3つの要素を使って表記することを推奨しています。

(A)米国を示す「US」
(B)特許または公開番号
(C)WIPO標準16(https://www.inpit.go.jp/content/100029978.pdf)の分類コード(下記表参照)

例えば、米国特許第7,654,321号を上記(A)~(C)を使って表記すると、「US 7,654,321 B1」(それまでに出願公開されていない場合)となります。

また、米国特許出願第2003/1234567号の場合、「US 2003/1234567 A1」となります。

WIPO標準16の分類コード 文書の種類
A1 公開公報(最初の公開公報;Patent Application Publication、Pre-grant publication)
A2 再公開公報(Republication)
A9 訂正公開公報(Corrected Publication)
B1 特許公報(先に公開公報がないもの;No previously published pre-grant publication)
B2 特許公報(先に公開公報があるもの;Having a previously published pre-grant publication)
C1, C2, C3, ...  再審査(最初はC1、2回目はC2…)
E 再発行特許(Reissue Patent)
H 発明公開登録(Statutory Invention Registration (SIR);廃止された制度)
P1 植物公開(最初の公開;Plant Patent Publication Application)
P2 植物特許(先に公開公報がないもの;No previously published pre-grant publication)
P3 植物特許(先に公開公報があるもの;Having a previously published pre-grant publication)
P4 植物再公開(Plant Patent Application Publication (Republication))
P9 植物訂正公開(Plant Patent Application Publication (Corrected Publication))
S デザイン特許

-コラムMPEP

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