米国出願用の英文明細書の書式は、37 C.F.R. §1.52(Language, Paper, Writing, Margins, Compact Disc Specifications)等に規定されています。主要な項目は以下の通りです。 |
Table of Contents
米国用英文明細書の書式
[用紙サイズ]
A4(21.0cm×29.7cm)とする(37 C.F.R. §1.52(a)(1)(ii))。
[用紙の余白(マージン)]
上下余白を少なくとも2.0cm、左余白を少なくとも2.5cm、右余白を少なくとも2.0cmとする(37 C.F.R. §1.52(a)(1)(ii))。
[用紙の向き]
縦向きとする(“portrait orientation”、37 C.F.R. §1.52(a)(1)(iii))。ただし、表、数式、化学式などが縦向きでは適切に記載できない場合は、横向きにしてもよい(“landscape orientation”、37 C.F.R. §1.58(c))。
[行間]
1.5スペースまたはダブルスペースとする(37 C.F.R. §1.52(b)(2)(i))。
(1.5スペースはキーボードの「Ctrl」+「5」キー、ダブルスペースは「Ctrl」+「2」キーを押すと設定できる。)
[フォント]
Arial,Times Roman,Courierなどの、筆記体や手書きのように見えないフォントとする(“nonscript type font”、37 C.F.R. §1.52(b)(2)(ii))。
[フォントサイズ]
好ましくは12ポイントとする(37 C.F.R. §1.52(b)(2)(ii))。
[ページ番号]
1から始まる連続したページ番号を、好ましくはページ下余白に中央揃えして記載する(37 C.F.R. §1.52(b)(5))。
[段落番号①]
クレームと要約以外の各段落のはじめに、少なくとも4桁の段落番号を角括弧で囲ったものを配置し(例[0001])、そのあとに約4つ分のスペースを開けてから文章を始める(37 C.F.R. §1.52(b)(6))。
[段落番号②]
表、数式、化学式、化学構造、配列データなどには、独立した段落番号を付与してはならない(37 C.F.R. §1.52(b)(6))。
[段落番号③]
見出しには独立した段落番号を付与してはならない(37 C.F.R. §1.52(b)(6))。
本コラムは、『特許翻訳者のための米国特許クレーム作成マニュアル』から一部を抜粋したものです。